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オオケタデ/おおけたで/大毛蓼
【オオケタデとは】
・中国など熱帯のアジア大陸を原産とするタデ科の一年草。背丈が2mに達し、茎や葉に細かな毛が密生することからオオケタデという。別名はオオタデ、トウタデ、ホタルタデなど。
・日当たりがよく、やや湿ったような場所を好む。江戸時代に日本へ渡来し、観賞あるいは薬用として植えられたものが勝手に野生化し、今では全国の路肩や野原に見られる。育て方は難しくないが、背丈も葉も大きいため、他の草花との調和は難しい。
・花期は10月ころで、画像のような花が咲く。花の一つ一つは小さいが多数が穂状に集まり、色も濃いため人目を惹く。花の紅色が濃いものを特にアカバナオオケタデと呼ぶ。
・かつては茎、葉、種子を生薬とし、ハチ等の虫刺されや解毒に用いた。葉はヨーロッパで薬用され、特にマムシや毒虫の解毒に使ったことから、それを意味するポルトガル語の「ハブテコブラ」という別名もある。
【オオケタデに似ている草花】
・イヌタデ
・オオイヌタデ
オオケタデの基本データ
【分 類】タデ科/イヌタデ属
一年草
【漢 字】大毛蓼(おおけたで)
【別 名】ベニバナオオケタデ
オオタデ/トウタデ
ホタルタデ/ハチグサ
ハブテコブラ
【学 名】Persicaria orientalis
【英 名】Prince'sfeather
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【開花期】10~11月
【花の色】紅紫色
【草 丈】~200cm