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アレチウリ/あれちうり/荒地瓜
Oneseed bur cucumber
【アレチウリとは】
・北アメリカを原産とするウリ科の蔓性一年草。いわゆる帰化植物であり、北海道~九州の荒地や河川敷、泥地 畑の畔などに見られる。日本に渡来したのは戦後のことで、最初に静岡県の清水港で発見されたとされる。
・アレチウリは成長と繁殖が旺盛であり、他の植物を覆い尽くして大群落を作る。放任すると既存の在来種を駆逐する恐れがあるため、現在では特定外来生物に指定され、取扱いは法的に規制されている。
・葉は長い柄のある円形で縁は5~7つに裂け、表面はザラザラする。茎には太いトゲ状の剛毛があり、巻きヒゲによって他物に絡まりながら育つ。この葉と蔓が生態系に与える影響は大きく、大人の手のひらよりも大きな葉が繁茂すると日陰ができ、他の植物が育ちにくくなる。
・アレチウリの開花は8~10月。葉の脇から伸びた花柄にクリーム色をした星形の花が咲く。雌雄異花で同じ株に雄花を付ける花序と、雌花を付ける花序が別々に生じる。雄花は長い柄でまばらに咲き、雌花は短い柄に集まって咲く。
・果実は細長い卵形。10個ほどがまとまって、くす玉のように垂れ下がる、果実には柔らかなトゲが密生しており、触れるとチクチクするが、中には種子が一粒ずつ入っている。
【アレチウリに似た植物】
・クズ
アレチウリの基本データ
【分 類】ウリ科/アレチウリ属
蔓性一年草
【漢 字】荒地瓜(あれちうり)
【別 名】センナリウリ
【学 名】Sicyos angulatus
【英 名】Oneseed bur cucumber
【開花期】8~10月
【花の色】白緑色
【草 丈】~10m