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ヒゴタイ/ひごたい/平江帯・肥後躰
Higotai
【ヒゴタイとは】
・愛知県以西の本州、四国及び九州に分布するキク科の大型多年草。日当たりのよい草地に育つが絶滅危惧種であり、愛知、岐阜、広島、山口などの限られた地域で稀に見られる。代表的な自生地は阿蘇地方。
・ヒゴタイの開花は8~10月。分岐する花茎の先端に小さな筒状の花が多数集まって、直径5センチほどの球形になる。花は瑠璃色ともいえる淡い青紫で、日本の自生種とは思えないような派手な美しさがある。
・小花は先端が五つに裂けて反り返り、その中心にシベがある。花の後にできる果実は痩せた長楕円形で、毛を密生する。
・葉はアザミの仲間のような羽根状で切れ込みが入り、縁にはトゲ状のギザギザがある。裏面は微毛が密生し白っぽく見える。茎は太くて筋張り、まばらに分岐する。茎にも細かな毛があるため全体に白っぽく見える。
・ヒゴタイの仲間は世界に120種ほどが分布し、日本では園芸用にルリタマアザミが流通する。
【ヒゴタイの品種】
・ヒメヒゴタイ
【ヒゴタイに似ている草花】
・フジアザミ
・ゴボウ
ヒゴタイの基本データ
【分 類】キク科/ヒゴタイ属
多年草
【漢 字】平江帯/肥後躰
【別 名】ヒンコウタイ
ルリヒゴタイ
アリクサ/クロクサ
【学 名】Echinops setifer
【英 名】─
【開花期】8~10月
【花の色】淡い青紫
【草 丈】~100cm