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ハナウド/はなうど/花独活
Cow parsnip
【ハナウドとは】
・関東~九州の各地に分布するセリ科の越年草。日当たりのよい湿地を好み、河川敷や林縁などで時に群生する。ウドの仲間で、葉よりも花が目立つためハナウドと呼ばれる。別名はウドナ、ゾウジョウジビャクシなど。
・葉は3枚の小葉からなる羽根状になり、小葉は浅く切れ込みが入り、縁はギザギザになる。茎は中空で直立し、葉柄の基部はサヤ状になる。若菜と葉柄は食用になり、食べ方にもよるがタラの芽のような味がして美味しい。
・開花は5~6月で、小さな白い花が多数集まって大きな傘状になる。5枚ある花弁のうち1枚は他より大きく、花序の外側にある花ほど大きくなるのが特徴。
・茎の上方にある花は両性花で結実するが、側方にある花には雄しべのみで結実しない。果実は相撲の軍配のような形で、2つの小さな果実が合わさってできている。
【ハナウドに似た花】
・ウド
・オオハナウド
・シシウド
・アシタバ
・セリ
ハナウドの基本データ
【分 類】セリ科/ハナウド属
越年草あるいは多年草
【漢 字】花独活(はなうど)
【別 名】ウドナ/ゾウジョウジビャクシ
ヤブウド/クワズウド
【学 名】Heracleum sphondylium
var. nipponicum
【英 名】Cow parsnip/Hogweed
Wild celery
【開花期】5~6月
【花の色】白
【草 丈】~200cm