庭木図鑑 植木ペディア > プリペット

プリペット/ぷりぺっと

European privet

ぷりぺっと,プリベットの生垣,画像
プリペットの垣根(シルバープリペット)
プリペット,ぷりぺっと,種類,プリベット
葉の色が軽やかで、近年、人気が高い(画像は「レモン&イエロー」)
ぷりぺっと,プリペット,葉の特徴
基本種は葉に模様がない
プリペットの花,ぷりぺっと,画像
刈り込みを控えれば花が咲く
ぷりぺっと,プリペットの花,咲かない
咲き始めの花の様子
プリベット,樹木
プリベットの花
プリベットとプリペット,ぷりぺっと
よく見れば綺麗だが、花を観賞するような木ではない
ぷりぺっと,プリベットの実
花が咲けば実もできる

 

【プリペットとは】

・中国及びヨーロッパを原産とする常緑低木。軽やかな印象の葉が密生するため、公園や商業地の植え込みなどに多用される。欧米では生垣として使用されることが最も多い樹種の一つ。

  

 

・プリペットと呼ばれることが多いためここでもプリペットとしているが、正確にはプリベット(privet)である。オシャレなイメージで流通しているが、生育の旺盛なネズミモチイボタノキの仲間で性質は野生的であり、かなり強い。 

 

 

・葉は直径1~3センチで枝から対になって生じる。厚めの皮質で表面は濃緑色だがカラーバリエーションがあり、洋風の住宅ではシルバーやレモン&イエローが好まれる。 

 

 

・刈り込みをせずに放任すれば、初夏に白い花を咲かせる。ただし、可憐とはいいがたく、花の観賞を目的にするような木ではない。花にはクリと似たような精臭があり、人によっては臭いと感じる。

 

 

【プリペットの育て方のポイント】

 

・成長が早く、手早く垣根を作ることができるが、最低でも年2~3回は手入れをしないと、伸び放題になる。 

 

 

・常緑樹だが寒さに弱く、地域によっては冬期に落葉する。また、暖地に植えた場合でも、環境に慣れるまでは冬期に落葉することがある。

 

 

・害虫(ハマキムシ)の被害を受けやすい。被害を受けた茶色い葉は早期に取り除く。 

 

 

・半日陰でも育つが、基本的には日向を好む樹種であり、日陰に植えた場合は枝葉が間延びする。

 

 

・花が咲かないのは刈り込み時期が悪いことが多い。前年の秋以降に剪定をしなければ開花しやすい。

 

 

【プリペットの品種】

 

・既述のシルバープリペット、レモン&イエローのほか、小枝の毛の有無などによって多数の品種がある。

 

プリペットの基本データ

 

【分類】モクセイ科/イボタノキ属

    常緑広葉/低木

【漢字】─(ぷりぺっと) 

【別名】プリベット

    セイヨウイボタノキ

【学名】Ligustrum vulgare

【英名】European privet

【成長】かなり早い

【移植】簡単

【高さ】1m~4m

【用途】垣根/公園/寄せ植え

【品種と価格】

 プリペットの主な種類と価格

 

目次=掲載草木一覧=サイトマップ

 

検索 植木ペディア内を検索します↓