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アブラナノハナ/あぶらなのはな/油菜の花

Flower brassica

なのはな,油菜,アブラナ
画像はアブラナノハナだが・・・
菜の花,あぶらな,菜の花
各地で見られるこうした風景を作るのは・・・
西洋アブラナ,カラシナ
セイヨウアブラナかセイヨウカラシナであることが多い
油菜の苗,あぶらな
アブラナノハナの苗
あぶらな,植物,特徴
葉は茎を抱くように生じる
蕾,つぼみ
ツボミの様子
Flower brassica
アブラナノハナの花
Flower brassica
花弁とシベの様子
あぶらな,植物
アブラナの開花は地方によって1~4月

 

【アブラナノハナとは】

・中国原産とされるアブラナ科の1~2年草。サクラに先立って鮮明な黄色い花を咲かせ、日本の春を象徴する風景を作る。正式名称はアブラナノハナ(油菜の花)で、種子から油(菜種油)を採取することにちなむが、一般的にはナノハナあるいはアブラナとして親しまれる。

 

 

・開花は1~4月で花の大きさは直径1センチほど。鮮やかな黄色で4枚の花弁があり、上から見ると十字形になっている。花は茎の頂部に密生するが、花茎を少しずつ伸ばして下から順に咲いていく。

 

 

・アブラナノハナのうち、花期が早く、花色が鮮やかで草丈が低いものを特にナノハナと呼び、正月や節句の切り花に用いる。また、花や若い葉茎は煮物や漬物などにして食べるが、食用として扱う際は本種をハナナ、アオナなどと呼ぶ。

 

 

・花の後にはたくさんの果実ができ、種子から採れる油は食用及び灯用、残り粕も肥料(油粕)に使われるなど、本種が資源として果たす役割は大きい。しかし、在来のものは油を含む量が少なく、江戸時代から続いた採油は、明治13年に導入されたセイヨウアブラナに取って代わられた。

 

 

・現在も採油に使われるのは在来種と外来種の交配種などで、中国原産のアブラナノハナはほとんど見られない。春先に各地の川原等で見られる菜の花畑のほとんどは、セイヨウアブラナかセイヨウカラシナ、あるいはそれらの交雑種によるもの。セイヨウアブラナの葉は茎を抱くように生じるが、セイヨウカラシナは抱かない。

 

 

・葉の様子は上下で異なり、下の方の葉には柄があり楕円形になるが、上の葉は柄のない耳のような形で、茎を包むよう生じる。葉の色は普通、濃緑色だが紫がかった色になることもある。茎は上部で分岐し、全体としては箒状になる。

 

アブラナノハナの基本データ

 

【分 類】アブラナ科/アブラナ属

     1~2年草

【漢 字】油菜の花

【別 名】ナノハナ/アブラナ

     ハナナ/アオナ

【学 名】Brassica rapa L.

     var. nippo-oleifera

【英 名】Chinese colza

【開花期】1~4月

【花の色】黄色

【草 丈】~80cm

 

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