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ゲンカイツツジ/げんかいつつじ/玄海躑躅
Gennkai tsutsuji tree
【ゲンカイツツジとは】
・カラムラサキツツジの変種で、岡山県以西の本州、九州北部、四国北部などの岩場に自生が見られる。
・対馬諸島や朝鮮半島などにもあり、玄界灘を囲むように分布することからゲンカイツツジと命名された。
・ツツジの仲間ではもっとも早くに開花するものの一つで、まだ肌寒い3月中、新葉の展開前に開花する。花言葉「自制心」とは裏腹にその存在は一際目立つ。
・原種は準絶滅危惧種に指定されているが、園芸品種は数多い。特に八重咲きの「光源氏」の人気が高い。
【ゲンカイツツジの育て方のポイント】
・自生地は乾燥気味の岩場で、耐寒性、耐暑性があり病害虫にも強い。
・花を存分に楽しむためには日向に限るが、半日蔭でも育つ。
・画像のように株立ち状に育つのが基本で樹形はまとまりやすい。
・枝の分岐が明瞭で、剪定しやすい。ただし、夏以降に剪定すると翌年の花付きが悪くなる。
【ゲンカイツツジの品種】
・白花ゲンカイツツジ、金子ゲンカイツツジ、タンナゲンカイ、サクラゲンカイなど多様な変種、品種がある。
【ゲンカイツツジに似たツツジ】
ミツバツツジに似るが、ゲンカイツツジは花に丸みがあり、葉裏や枝に毛があるのが特徴。
ゲンカイツツジの基本データ
【分類】ツツジ科/ツツジ属
落葉広葉/低木
【漢字】玄海躑躅(げんかいつつじ)
【別名】トキワツツジ
【学名】Rhododendron mucronatum
Turcz. var.ciliatum Nakai
【英名】Gennkai tsutsuji tree
【成長】やや遅い
【移植】簡単
【高さ】1~4m
【用途】花木/公園
【値段】500円~