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ギンドロ/ぎんどろ/銀泥

Silver leaved poplar

ぎんどろ,木
ギンドロの若葉は粉まみれ
ホワイトポプラ,特徴,ぎんどろ
葉の裏側の様子
ウラジロハコヤナギ,ぎんどろ,葉っぱ
夏になると毛が落ちる
ウラジロハコヤナギ,銀泥の木,ぎんどろ
葉の出方はポプラやヤマナラシに似る
銀泥の木,管理
剪定によって、こうした樹形にもできるが・・・
ウラジロハコヤナギ
原産地では樹高30m近くに達する
ギンドロの木,ひこばえ,ぎんどろ
根張りが浅く、木の根元にはヒコバエが多い
紅葉,ぎんどろ
黄葉の様子
ぎんどろのき
晩秋の様子
Silver leaved poplar
樹齢と共に樹皮は黒みを帯びる

 

【ギンドロとは】

・ヨーロッパから西部アジアを原産とするポプラの一種。明治中期に日本へ渡来した。中国や朝鮮半島にも見られる。材が固くて衝撃に強いことから、かつて西洋では戦士の楯や荷箱を作るのに使われた。

 

 

・葉の裏が著しく白いドロノキという意味合いで名付けられた。正式な和名は「ウラジロハコヤナギ」。葉の裏側には白い腺毛がフェルトのように生じており、肌触りが良いが、夏には脱落する。若い枝や冬芽にも白い腺毛が生じる。

 

 

・葉の裏表のコントラストが美しく、爽やかな印象を持つため、欧米では庭木として一般的に使われる。土地が狭く夏の気温が高い日本ではあまり普及しておらず、花材(リース、ドライフラワー、押し花)としての利用が多い。

 

 

・葉の大きさ、形は発生場所や樹齢によって大きく異なる。通常は直径6~12㎝ほどだが、大きな葉は直径15センチにも及び、ハート型のもの、手のひら状に浅く3~5つに裂けるものがある。

 

 

・雌雄異株で、雌株は枝が横へ、雄株は枝が上へと育つ傾向がある。このため街路樹としては雄株を使うことが多い。開花は葉が出る前の3~4月だが、高い場所に咲くため観察しづらい。

 

 

【ギンドロの育て方のポイント】

・丈夫な木であり、日本全国で栽培されるが、寒冷な地域ほど成長が早く、北海道や東北地方では幹回りが2~3mの大木も見られる。

 

 

・暖地に植えた場合はカミキリムシなど害虫の被害に遭いやすい。

 

 

・日向を好む典型的な「陽樹」だが、乾燥は嫌うため湿気の多い場所が適している。

 

 

・成長が早く、芽を出す力も強いため、強度に剪定し樹形を維持する。枝は乱れやすく、枝ぶりを鑑賞するような木ではない。

 

 

・海辺の防風林にも使われるが、根が浅いため特に植栽直後は支柱が欠かせない。

 

 

・挿し木によって容易に繁殖できる。

 

 

【ギンドロの品種】

・葉が黄色い「リチャーディー」などがある。

 

 

【ギンドロに似ている木】

・シナヤマナラシ

 ギンドロとよく似た木で混同されやすいが、葉が卵型であることや、葉の裏側が灰色である点が異なる。

 

 

ヤマナラシ

 

 

ドロノキ

 

 

ポプラ

 

ギンドロの基本データ

 

【分類】ヤナギ科/ハコヤナギ属

    落葉/高木

【漢字】銀泥(ぎんどろ)

【別名】ウラジロハコヤナギ

    ハクヨウ(白楊)

    ギンヤマナラシ/ホワイトポプラ

【学名】Populus alba

【英名】Silver leaved poplar

【成長】早い

【移植】簡単

【高さ】15~25m

【用途】街路樹/公園/防風林

【値段】1000円~

 

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