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ヒメイチゴノキ/ひめいちご/姫苺木

Hime-ichigonoki(Small strawberry-tree)

ひめいちごのき,実
ヒメイチゴノキの果実
ひめいちごのき,姫苺の木,葉っぱ
背が低いこと以外はイチゴノキと同じ
ひめいちごのき,樹木
冬季の様子
ヒメイチゴノキ,特徴
開花期の枝葉の様子
himeitigonoki,flower
開花は10~12月
ひめいちごのき,開花
ヒメイチゴノキの花
ひめいちごのき,花
覗き込むと雄しべと雌しべが見える
Arbutus unedo 'Compacta'
果実は長い期間をかけて熟す
himeitigonoki,fruits
このため花と実を同時に観賞できる
樹形
樹高は3m以下におさまる

 

【ヒメイチゴノキとは】

・南ヨーロッパを原産とするイチゴノキの矮性品種(背が高くなりにくい品種)で、冬にできる赤い果実や秋に咲く白い花を観賞するため主に洋風庭園に使われる。

 

 

・イチゴノキは背丈が5mほどになるが、本種は3m以下に収まり、成長も緩やかなため扱いやすく庭木として好まれる。ただし、両者を混同して販売していることも多い。 

 

 

・葉はイチゴノキと同じで枝から対になって生じ、長さ3~8センチ、幅1~2.5センチほどになる。長楕円形で先端が尖り、縁には全体に粗いギザギザがある。表面は濃緑色だが、裏面は淡い緑色となり、乾燥が激しい場合は葉の縁が裏側へ反り返ったようになる。

 

 

・開花はイチゴノキ同様の10~12月で、アセビブルーベリーに似た白い小花を密生させる。花の後にできる果実もイチゴノキと変わらず、直径8~12ミリほどの赤い球形で、花の少ない冬季の庭の彩になる。果実は専ら観賞用であり積極的に食用することはないが、ジャムや果実酒などにして使うことはできる。

 

 

【ヒメイチゴノキの育て方のポイント】

・日向を好む。半日陰地でも耐えるが、日照の少ない場所では花や実が少なくなる。

 

 

・成木となれば耐寒性はあるが、関東北部以北では冬季に葉がくすんで見苦しくなることがある。

 

 

・暑さに強いが、本来は乾燥地を好む。水はけの悪い場所の場合は土壌を改良した方がよい。

 

 

・火山地帯を原産とし、ツツジ科としては例外的にアルカリ性の土壌でも育つ。しかし、あまり土質に神経質になる必要はない。

 

 

・枝葉はそれほど茂らないため、他のツツジ類のように大胆に刈り込む必要はない。成長が遅く、強度の剪定は生育不良を招く。 

 

 

【ヒメイチゴノキに似ている木】

イチゴノキ

 

 

アセビ

 

 

ネジキ

 

 

シャシャンボ

 

ヒメイチゴノキの基本データ

 

【分類】ツツジ科/イチゴノキ属

    常緑広葉/低木

【漢字】姫苺木(ひめいちごのき)

【別名】

【学名】Arbutus unedo 'Compacta'

【英名】Hime-ichigonoki

      (Small strawberry-tree)

【成長】やや遅い

【移植】簡単

【高さ】1m~3m

【用途】シンボルツリー/果樹

【値段】1500円~

 

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