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バリバリノキ/ばりばりのき
Baribarinoki tree
【バリバリノキとは】
・関東以西(岡山県を除く)の本州、四国、九州及び沖縄に分布するクスノキ科の常緑樹。暖地の山地に育ち、庭木として使われる例は少ない。
・同属のカゴノキに似るが、葉は細長く10~20センチ程度で、先端が尖る。葉は枝先に集まってつき、葉と葉が風で擦れる音から「バリバリノキ」という名前になったという説があるものの、それほど硬い葉ではなく、真偽は不明。他には葉や枝に油分が多く、バリバリとよく燃えることから命名されたとする説もある。
・葉は薄い皮質で表面には光沢があり、裏面は淡い緑色になる。新葉は柔らかな毛に覆われており、シロダモのような存在感がある。
・バリバリノキは雌雄異株で、8月頃になるとその年に出た枝葉の付け根から短い花枝を生じ、淡い黄緑色の花を咲かせる。花はカゴノキに似たボール状で、長く伸びた雄しべが目立つ。
・花が終わると楕円形の果実ができる。カゴノキよりやや大きめで直径は1.5センチほど。越冬した後、6月頃に黒紫色に熟す。
・樹皮は灰褐色でなめらか。材は建材や家具に使われることもあるが、色味や形状が変わりやすい。利用価値は乏しく、薪にされる程度。
【バリバリノキの育て方のポイント】
・寒さに弱く、北海道や東北地方では育てられない。
・成長が早く、大木となる。一般家庭に植えるような木ではない。
【バリバリノキに似ている木】
・ハマビワ
バリバリノキの基本データ
【分類】クスノキ科 カゴノキ属
常緑広葉 高木
【漢字】/(ばりばりのき)
【別名】アオカゴノキ(青鹿子の木)
アオガシ(青樫)
【学名】Actinodaphne
longifolia NAKAI
【英名】Baribarinoki tree
【成長】早い
【移植】簡単
【高さ】10m~15m程度
【用途】公園
【値段】─