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バリバリノキ/ばりばりのき

Baribarinoki tree

ばりばりのき,バリバリノキ,葉っぱ
印象的な名前だが、その語源は不明
ばりばりのき,しんめ
新芽はエンピツのようになる
青カゴノキ
葉の長さは20センチにもなる
バリバリノキ,ばりばりのき,見分け
葉の裏面は白味を帯び、葉脈が突出している
ばりばりのき,バリバリノキ,葉っぱ
若い枝は緑色で、垂れ下がるものが多い
アオカゴノキ,ばりばりのき,樹木
高さは25m程度になる
ばりばりのき
幹の様子
ばりばりのき,バリバリノキ,幹,画像
樹皮にカゴノキほどの特徴はない

 

【バリバリノキとは】

・関東以西(岡山県を除く)の本州、四国、九州及び沖縄に分布するクスノキ科の常緑樹。暖地の山地に育ち、庭木として使われる例は少ない。

 

 

・同属のカゴノキに似るが、葉は細長く10~20センチ程度で、先端が尖る。葉は枝先に集まってつき、葉と葉が風で擦れる音から「バリバリノキ」という名前になったという説があるものの、それほど硬い葉ではなく、真偽は不明。他には葉や枝に油分が多く、バリバリとよく燃えることから命名されたとする説もある。 

 

 

・葉は薄い皮質で表面には光沢があり、裏面は淡い緑色になる。新葉は柔らかな毛に覆われており、シロダモのような存在感がある。

 

 

・バリバリノキは雌雄異株で、8月頃になるとその年に出た枝葉の付け根から短い花枝を生じ、淡い黄緑色の花を咲かせる。花はカゴノキに似たボール状で、長く伸びた雄しべが目立つ。

 

 

・花が終わると楕円形の果実ができる。カゴノキよりやや大きめで直径は1.5センチほど。越冬した後、6月頃に黒紫色に熟す。 

 

 

・樹皮は灰褐色でなめらか。材は建材や家具に使われることもあるが、色味や形状が変わりやすい。利用価値は乏しく、薪にされる程度。

 

 

【バリバリノキの育て方のポイント】

寒さに弱く、北海道や東北地方では育てられない。

 

 

・成長が早く、大木となる。一般家庭に植えるような木ではない。

 

 

【バリバリノキに似ている木】

 

ホソバタブ(アオガシ)

 

 

ハマビワ

 

バリバリノキの基本データ

 

【分類】クスノキ科 カゴノキ属

    常緑広葉 高木

【漢字】/(ばりばりのき) 

【別名】アオカゴノキ(青鹿子の木)

    アオガシ(青樫)

【学名】Actinodaphne

    longifolia NAKAI

【英名】Baribarinoki tree

【成長】早い

【移植】簡単

【高さ】10m~15m程度

【用途】公園

【値段】

 

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