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ゴーヤ/ごーや/蔓茘枝
Bitter melon
【ゴーヤとは】
・インド東部など熱帯アジアを原産とするウリ科の蔓性植物。ビタミンCやミネラルを豊富に含む果実は、沖縄の伝統的な野菜として知られ、全国で栽培される。近年は温暖化対策の「緑のカーテン」としての需要も高い。
・沖縄ではゴーヤー、九州などではニガウリ、全国的にはゴーヤと呼ばれることが多いが、標準和名はツルレイシ。茘枝(れいし)はライチのことで、果実の形や性質がライチに似て、蔓性であるためツルレイシとなった。
・ゴーヤは江戸時代初期に中国から日本へ渡来し、当初は観賞用とされた。原産地では多年草扱いだが、日本では気候の関係から一年草扱いになる。
・ゴーヤの開花は夏。直径2.5~3.5センチの花はキュウリに似ており、花先は五つに裂ける。雌雄同株で花には雄花と雌花があるが、いずれも黄色。
・果実は長さ20~40センチほどで、果皮は緑あるいは白色。表面には艶があり、ゴツゴツしたコブに覆われる。熟すとオレンジ色になった後に裂け、中から赤い果肉に包まれた種子が顔を出す。
・ゴーヤチャンプルなどにして食べる場合、未熟な状態のものを収穫するが、甘みのある果肉をジャム、サラダ、ジュースにして使うこともできる。ゴーヤの苦味は、モモルデシンという成分におるもので、これには食欲増進や胃の粘膜を保護する作用がある。
・ゴーヤの葉は掌状で5~7つに裂け、縁には緩やかなギザギザがある。葉の直径は10~30センチほどだが、大きさや切れ込みの深さには個体差があり、用途によって品種を選ぶ必要がある。蔓は長さ4~5mに達し、巻きヒゲを他物に絡めながら育つ。
【ゴーヤに似た草花】
・ヘチマ
ゴーヤの基本データ
【分 類】ウリ科/ツルレイシ属
一年草
【漢 字】蔓茘枝(つるれいし)
【別 名】ツルレイシ/ニガウリ
【学 名】Momordica charantia
var. pavel
【英 名】Bitter melon
【開花期】6~9月
【花の色】黄色
【草 丈】~5m