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ケイトウ/けいとう/鶏頭

Common cockscomb

開花時期
ケイトウの花言葉は「非凡」「追憶の楽しさ」など
ケイトウの葉
花や葉は種類によって多少異なるが葉先は尖り、縁は波状になる
けいとう,植物
裏面の様子
ケイトウ,花
草丈は品種によって異なる
keitou
花は小さな両性花が複数集まってできている
けいとうの花
開花は6~9月
鶏頭,茎
茎は多肉質で光沢がある
けいとう,植物
こぼれ落ちた種子から容易に発芽する

 

【ケイトウとは】

・熱帯アジア及びインドを原産地とするヒユ科ケイトウ属の多年草。夏から秋にかけて咲く花がニワトリの鶏冠(とさか)に似ているとして鶏頭と名付けられた。多様な園芸品種があり、庭植え、鉢植え、切花、生け花用に栽培される。

 

・ケイトウの葉を染料に使うとヤマアイ(アイ)によく似た仕上がりになる。古い時代に中国、韓国を経由して渡来したことから、ケイトウは古名を「韓藍(からあい)」といい、万葉集にもその名が登場する。漢名は「鶏冠花(けいかんか)」、英名はcockscombだが、いずれも鶏冠を意味する。日本での別名も鶏冠草(ケイカンカ/トサカグサ)。

 

・開花は夏~秋で、開花期になると茎の上部が帯状に変化し、その下部に小形の花が密生する。花の色は品種によって赤、紅、白、黄色で、それらが混じったサキワケケイトウもある。花は両性花で小花のそれぞれに雌しべ、雄しべ、萼があり 花の後には小さな黒い種子を含む果実ができやすい。

 

・茎は多肉質かつ硬質で枝分かれなく直立する。茎の表面に毛はなく、古いものでは縦に皺が入る。葉は細長い卵形で長い柄があり、茎から互い違いに生じる。表面は濃緑色あるいは赤みがかった緑色で光沢があり、葉脈が目立つ。原産地では多年草だが、より寒冷な日本では一年草として扱われる。 

 

・民間療法では、ケイトウの花や種子を日干しにしたものを痔疾の止血や下痢止めに使う。花は乾燥させたものを刻んで粉末状にし、空腹時に服用するという。

 

【ケイトウの品種】

 江戸時代以降、多種多様な品種が作り出され、生産者によって自由に命名されているが、主な品種は以下のとおりである。

 

・トサカケイトウ

 花穂が鶏冠状になる、いかにもケイトウらしい品種。草丈が15~20センチに収まるチャボゲイトウがその代表で、花壇で多用される。 

 

・丸型ケイトウ 

 花穂が毬状になる品種。草丈は1mほどになり、花色のバリエーションが多い。

 

・ヤリゲイトウ(槍鶏頭)

 花穂が細く槍のように直立する品種。お盆の仏花に使われるのはこれが多い。

ケイトウの基本データ

 

【分 類】ヒユ科/ケイトウ属

     多年草(日本では一年草)

【漢 字】鶏頭(けいとう)

【別 名】韓藍(からあい)

     鶏冠草(ケイカンカ/トサカグサ)

【学 名】Celosia argentea

【英 名】Cockscomb

【開花期】月~9月(品種による) 

【花の色】赤、紅、白、黄色など 

【草 丈】~100cm(品種による)

 

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