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カンナ/かんな

Canna lily

かんな,植物
大きな葉や草丈は、いかにも南国由来
黄色い花が咲くカンナ
咲き始めの様子
かんな,花
開花は6~11月
カンナ,赤い花
花の直径は10センチほど
葉っぱ
カンナの葉

 

【カンナとは】

・熱帯アメリカ、アジアの熱帯~亜熱帯及びアフリカを原産とするカンナ科の多年草。夏から秋にかけて原色の大きな花を咲かせるため、観賞用に栽培される。

 

・カンナには50を超える原種があるが、一般的に植栽されているのはそれらを掛け合わせたもの。これらは原種よりも大きくて派手な花を咲かせるため、特にハナカンナと呼ばれる。ハナカンナが日本へ渡来したのは明治期のことだが、原種の一つであるダンドク(檀特)は江戸時代中期に日本へ渡来し、現在でも沖縄などで野生化している。

 

・カンナが品種改良され始めた頃はフランス系統(クロージカンナ)とイタリア系統(オーキッドカンナ)に大別されていたが、今では1000を超える品種があり、系統も入り混じっている。

 

・花は直径10センチほどで上向きに咲くが全開しない。花弁と萼片は3枚ずつで、基部には苞がある。カンナが公園等に植栽されるのは、派手な花はもとより開花期の長さにあり、6~11月まで次々に開花する。

 

・花言葉は花色によって異なり、赤花は「賢明なる末路」、黄花は「永遠」「尊敬」など。花の後にできる果実は果物のような存在感があり、アメリカではこの種子を「インディアンの弾丸」と呼ぶ。

 

・地下にある根茎は多肉質で親指ほどの太さもあり、品種によっては食用になる。根茎の頂部から伸びる茎は緑色の円筒形で内部は空洞だが、直立して高さ1~2mにも育つ。葉は長楕円形で先端は細く尖り、基部は鞘状になって茎を抱く。表面は明瞭な葉脈があって若いうちは白紛を吹く。近年は花のみならず葉にも観賞価値があるとされ、ガーデニング的な人気が高まっている。

 

・「カンナ」という名は日本的でもあるが、学名にあるcannnaに由来。cannnaはケルト語で「芦」や「杖」を意味するカナに由来する。

 

【カンナに似た植物】

ミズカンナ

カンナの基本データ

 

【分 類】カンナ科/カンナ属

     多年草

【漢 字】

【別 名】ハナカンナ/ダンドク

【学 名】Canna generalis BAILEYほか

【英 名】Cannna lily

     Common garden cannna 

【開花期】~11

【花の色】赤、黄色、白、オレンジなど

【草 丈】~200cm

 

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