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モッコウバラ/もっこうばら/木香薔薇

Banksia rose

もっこうばら
黄花が多いが原種は白花 花言葉は「初恋」「純潔」など
もっこうばら
蕾と新芽の様子
もっこうばら,特徴
蕾と新葉の様子
Banksia rose 
新葉は赤みを帯びる
木香薔薇,ツボミ
モッコウバラの蕾
皇室,お印,植物
眞子内親王の「お印」になっている
花が白いもっこうばら
シロモッコウ
木香薔薇、特徴
成長は早い
キモッコウ,生垣
住宅地で垣根に使う例も多い
花のフェンス
黄色と白のミックスも
もっこうばら,実と種子
花の後はこんな感じで実はできない
モッコウバラの葉っぱ
3~5枚の小さな葉が集まって一つの大きな羽根を作る
きもっこう,花
枝分かれが多く、放置すると鬱蒼とする
幹は褐色で若い枝は緑色
幹は褐色で若い枝は緑色

 

【モッコウバラとは】

・中国中南部を原産とするバラ科の蔓性植物。古典的な蔓薔薇の一つであり、バラとしては小ぶりな花をいかして、フェンス、トレリス、アーチ、生垣、盆栽などに使われる。トゲがないためバラとしては管理が易しく、一般家庭での植栽も多い。

 

・モッコウバラが中国から日本へ渡来したのは江戸時代の享保年間。モッコウは中国名「木香花」の音読みで、香りがキク科のモッコウの根に似ることによる。白花が原種で、黄花に比べると開花はやや遅く花数も少ない。黄花をキモッコウ、白花をシロモッコウと呼んで区別することも。

 

・モッコウバラの開花は新葉の展開と同時期の4月下旬~5月頃。枝先に直径約2センチの白または淡い黄色の花を2~3輪まとめて咲かせる。花は八重咲きで、白花にはスミレのような芳香があるが、黄花には芳香がない。

 

・果実はできず、3月に挿し木で増やすのが一般的。前年に伸びた枝をT字にした「撞木挿し」によって行うと、挿した翌年には開花する。

 

・葉は3~5枚の小葉が集まって長さ10センチほどの羽根状になり、枝から互い違いに生じる。葉の表には光沢があり、裏面の脈や葉の軸には細かな毛がある。枝には毛もトゲもなく、フジのように枝分かれが多い。

 

【モッコウバラの育て方のポイント】

・日当たりの良い場所を好むが、明るい日陰であれば育つ。病気や害虫には強い。寒冷地での生育は難しいが、温暖化に伴い北海道でも開花する事例が増えている。

 

・水はけの良い肥沃な砂壌土を好むため、植え穴にはあらかじめ腐葉土などを入れておくのがよい。

 

・成長は早く、肥料を施せば年間に1m以上伸びる。麻縄やシュロ縄で誘引し、つるが四方に拡散しないようにして管理すれば、花に覆われた垣根ができる。

 

・成長は旺盛だが、根元の枝葉がなくなりやすいため、株元の徒長枝を大切にする。また、花は前年に伸びた枝に咲くため、冬季に若い枝(緑色の枝)を見極めながら剪定するとよい。

 

【モッコウバラに似ている花木】

コウシンバラ(長春)

 同じく中国を原産とするバラで、現在普及している多くのバラの原種の一つとされる。花色はピンク(濃淡あり)あるいは白で、一重と八重がある。開花は5月がメインだが、真夏と真冬以外は開花する四季咲きの性質を持つ。モッコウバラとは異なり、枝には多少トゲがある。

 

サンショウバラ

 

ハマナス

モッコウバラの基本データ

 

【分類】バラ科/バラ属

    常緑広葉/つる性小低木 

【別名】バンクシアローズ/スダレイバラ

    モッコウカ

【学名】Rosa banksiae

【成長】早い

【移植】難しい 

【長さ】6~7m 

【用途】フェンス/アーチ/垣根 

【値段】1000円~

 

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