ゴマギ/ごまぎ/胡麻木

Siebold's viburnum

ゴマギの花,ごまぎ
満開時は入道雲のようになり、多数の虫が集まる
胡麻木,特徴,ごまき
ゴマギの冬芽
胡麻木の冬芽,ごまぎ
芽出しの様子
胡麻木,画像
ゴマギの新芽
ゴマキ,護摩木,植木,樹木
葉の様子(5月)
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葉は、へこんだ葉脈が目立つ
ゴマキの葉っぱ
時季や個体によっては長さ10センチを超える
ゴマギ,樹木
ゴマギの蕾
ごましおやなぎ
ゴマギの蕾
ゴマキの花,ごまき
開花期は、むせかえるほど甘い香りに包まれる
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開花期の様子
Siebold's viburnum
花の後には実ができ・・・
ゴマキの実,画像
7月頃に赤く熟すと・・・
Siebold's viburnum,fruits
野鳥に食べられる
胡麻木の樹皮
樹皮はゴツゴツしている

 

【ゴマギとは】

・関東地方以西の本州、四国、九州及び沖縄に分布する落葉高木。日本の固有種で、特に太平洋岸の丘陵地や低地の湿地に多い。若い枝葉や樹皮にゴマの油のような香りがあるため、ゴマギと名付けられた。

 

 

・樹形は大振りだが、白い花や赤い実が特徴的であり、稀に庭木として使われる。また、ゴマギの果実は、他に赤い果実の少ない真夏にできるため、自生のものでもよく目立つ。

 

 

・ゴマキの開花は4~6月で、直径1センチほどの小さな花が枝先で傘状に集まって咲く。花には甘い匂いがあり、ミツバチなどの昆虫がよく集まる。花の先端は五つに裂け、雌しべは1本。長い雄しべが5本ある。

 

 

・花の後には長さ1センチほどの楕円形の果実ができ、8~10月ごろに赤く熟した後に黒くなる。遠目からも人目を惹くような色合いで、野鳥はこれをついばむが、食用にはならない。

 

 

・ゴマギの葉は枝から対になって生じ、長さは7~13センチほど。先端近くの縁にはギザギザがあり、全体的にパサパサした印象を持つ。葉に近付くだけでゴマの香りがあるが、揉んだり千切ったりするとより一層、香りがする。

 

 

・ゴマギという名から「護摩木」を連想しやすいが、お寺で行われる護摩に使う木はヌルデなどであり、本種とは関係がない。

 

 

【ゴマキの品種】

・マルバゴマキ

 日本海側に産する変種で、名前のとおり葉が丸く、その直径は25センチを超えるほどになる。 

 

 

・フイリゴマギ

 葉に模様が入る品種

 

 

【ゴマギの育て方のポイント】

・自生地はヤナギが生えるような水辺が多く、根元が水に埋まっても元気なほど湿気を好む。

 

 

・半日陰程度の場所がよいが、比較的、適応力があり、どこでも育つ。

 

 

・大木となるため、一般家庭での植栽は稀。剪定は可能だが、樹形が乱れやすい。

 

 

【ゴマギに似た木】

ガマズミ

 

 

ミヤマガマズミ

 

 

カンボク

 

 

サンゴジュ

 

 

ヤブデマリ 

 

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ゴマギの基本データ

 

【分類】レンプクソウ科/ガマズミ属

    落葉広葉/高木

【漢字】胡麻木(ごまぎ)

【別名】ゴマキ/ゴマシオヤナギ

【学名】Viburnum sieboldii

【英名】Siebold's viburnum

【成長】やや早い

【移植】普通

【高さ】2~8m

【用途】公園/庭木

【値段】1500円~ 

 

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