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カワヅザクラ/かわづざくら/河津桜
Kawazu-zakura cherry
【カワヅザクラとは】
・バラ科サクラ属の落葉高木でカンヒザクラとオオシマザクラが自然に交配してできもの、あるいはカンザクラの一品種とされる(諸説あり)。昭和30年ころ静岡県河津町の飯田邸に移植されたことをきっかけに広まり、昭和43年に河津町の桜という意味合いで「カワヅザクラ」と命名された。
・花の色がソメイヨシノなどより濃いことや花期(1か月程度)が比較的長いこと、1月下旬から咲き始める早咲きであることから人気が高まり、開花期には必ずニュース番組のお天気コーナーで「一足先に咲き始めました・・・」と報道される。
・各地に名所があるが、やはり「発祥の地」であり、本州で最も早く咲くという伊豆河津町の並木や三浦海岸のものが有名。河津町では昭和54年にこの木を町の木に指定した。
【カワヅザクラの育て方のポイント】
・サクラの仲間では小さくまとまりやすく、花が少ない時季に存在感のある花を咲かせるため庭木に向いている。
・扱いは他のサクラ類と同様だが、寒さに弱く、庭植えで扱えるのは関東地方よりも南となる。落葉は早く、初秋と言わず晩夏に葉を落とすことがあり驚かされるが特に対策を施す必要はない。
・樹形は半球形に育つのが普通。剪定は必要最低限にとどめる。
【カワズザクラに似た木】
カワヅザクラの基本データ
【分類】バラ科 サクラ属
落葉広葉 高木
【漢字】河津桜(かわづざくら)
【別名】小峰桜
【学名】Cerasus lannesiana
'Kawazu-zakura'
【英名】Kawazu-zakura cherry
【成長】やや早い
【移植】やや難しい
【高さ】5m~7m
【用途】庭園/公園/街路樹
【値段】1000円~