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キンメツゲ/きんめつげ/金芽柘植

Kinme-tsuge(Japanese box)

きんめつげ,植木
イヌツゲの一品種で新芽が黄色い
金芽柘植,キンメツゲの木,きんめつげ
生垣として使われることが多い
金芽つげ,いぬつげ,見分け
キンメツゲ(左)とイヌツゲ(右)
きんめいぬつげ,キンメイヌツゲ
キンメツゲの新葉と蕾の様子
きんめつげの花
花の様子

 

【キンメツゲとは】

・モチノキ科の常緑樹であるイヌツゲの園芸品種。性質はイヌツゲとほぼ同じだが、キラキラと輝くような新芽が特に美しく、庭木として数多く植栽される。 

 

 

・キンメツゲの葉はイヌツゲより小さくて密生しやすいため、生垣やトピアリーに向く。また、イヌツゲは和風のイメージが強いが、キンメツゲは葉色が明るめになるため、洋風の庭にも違和感が少ない。 

 

 

・葉は長さ1~2センチの楕円形で革質。イヌツゲよりも柔らかな雰囲気があり、枝から互い違いに生じる。縁には細かなギザギザがある。両面ともに無毛だが、裏面には腺点と呼ばれる小さなツブツブがある。

 

 

・キンメツゲの開花は5~7月。雌雄異株で雌株には雌花を、雄株には雄花を咲かせるが、花は雌雄ともに小さくて地味である上、開花期が新葉の展開と重なるため見付けにくい。 

 

 

・花が終わると雌株には直径6~7ミリほどの果実ができ、秋には黒紫色に熟す。

 

 

【キンメツゲの育て方のポイント】

・日向を好むが半日陰程度なら生育できる。

 

 

・芽を出す力が強く、剪定に耐える。

 

 

・病害虫に強い。

 

 

・成長が遅く形が乱れにくいため、あまり手がかからない。

 

 

・乾燥に弱い。 

 

キンメツゲの基本データ

 

【分類】モチノキ科/モチノキ属

    常緑広葉/小高木

【漢字】金芽柘植/金芽黄楊(きんめつげ)

【別名】キンメイヌツゲ

【学名】Ilex crenata 'Kinmetuge'

【英名】Kinme-tsuge(Japanese box)

【成長】遅い

【移植】簡単

【高さ】1m~3m

【用途】垣根/公園/トピアリー

【値段】400円~

 

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