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バイカツツジ/ばいかつつじ/梅花躑躅

Baika-tsutsuji

梅花つつじ,ばいかつつじ
初夏になるとウメに似た白い花を咲かせる
ふゆめ,植物,バイカツツジ
冬芽の様子
ばいかつつじ,植物図鑑
芽出しの様子
ばいかつつじ
他にない芽出しの美しさは人目を惹く
バイカツツジの葉っぱ
全体に毛が多いが、新葉では特に目立つ
ばいかつつじ,葉
成葉の様子 枝から互い違いに生じる「互生」
バイカツツジ,葉
裏面は白っぽい
ばいかつつじ
枝葉の様子
ばいかつつじ,植物
枝葉の様子
梅花躑躅,特徴
バイカツツジは花弁の先端に丸みがあってウメっぽい
ばいかつつじ,植物
花言葉は「初恋」など
バイカツツジ,特徴
花の基部には繊毛が密生
実,ばいかつつじ
果実も腺毛に覆われる
baikatutuji
紅葉も大きな見どころ
種子
冬芽(上部)と果実(下部)の様子
ばいかつつじ,幹,バイカツツジ
樹齢を重ねると樹皮は紫がかった暗褐色になる

 

【バイカツツジとは】

・北海道(渡島半島)、本州、四国及び九州の山地で普通に見られるツツジの仲間。初夏に咲く小さな白い花や秋の紅葉を観賞するため、庭木や花材として扱われる。花の形がウメに似るためバイカツツジと名付けられた。

 

・バイカツツジの開花は6~7月で、新葉の葉陰に1~数輪が控えめに咲く。花は直径2センチほどで花先は短く五つに裂け、横向きかつ半開きになる。5本ある雄しべのうち、下の3本が長く、シベ全体に軟毛を生じる。

 

・花色は白だが東日本では上面だけに、西日本ではシベを囲んで放射状に薄紫色の斑点模様が入る。一般的なツツジは漏斗型の花が咲くが、本種は花弁が皿状に並んで反り返り、ツツジの仲間には見えない。花の後には球形の乾いた果実ができ、8~10月に熟すと五つに裂ける。

 

・葉は長さ3~6センチの楕円形で先端が尖り、数片が枝先に集まってつく。葉の縁には毛状の細かなギザギザがあり、裏面の葉脈上、若い枝、葉の柄には細かな毛が密生する。秋の紅葉は色合いが濃く、花材としては花よりも紅葉を目的とする場合が多い。

 

【バイカツツジの育て方】

・半日陰でも耐えるが、日照の大好きな陽樹であり、健康に育てるならば日差しと湿気のある場所がベター。日陰では枝が間延びしたような感じになる。

 

・剪定に耐え、枝分かれも多いが、刈り込んで真ん丸にするよりも自然な感じに仕上げたい。

 

・酸性土壌を好むため、植穴には事前にピートモス等を漉き込むとより良い。

 

【バイカツツジに似ている木】

・トキワバイカツツジ

 愛媛県津島町に固有の品種で、4~5月に淡い紫の花を咲かせる。バイカツツジとは異なる常緑性であり、冬でも葉が落ちない。 

バイカツツジの基本データ

 

【分類】ツツジ科/ツツジ属

    落葉広葉/低木

【漢字】梅花躑躅(ばいかつつじ)

【別名】ドウダンヤマツツジ

【学名】Rhododendron

    semibarbatum Maxim

【英名】Baika-tsutsuji

【成長】やや早い

【移植】簡単

【高さ】1~3m

【用途】公園/庭園 

【値段】1980円~

 

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