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ツノハシバミ / つのはしばみ / 角榛

Asian Beaked Hazel

ツノハシバミ,つのはしばみ,実
「ツノ」がある実は よく目立つ
ツノハシバミ,つのはしばみ,冬芽
冬芽の様子
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開花期の様子 赤いのが雌花 垂れるのが古い雄花
ツノハシバミ,つのはしばみ,花
雄花の様子
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新葉と前年の雄花の様子
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若葉の様子
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盛夏の様子
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変形した葉も多いが これが基本
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夏には未熟な果実が目に付くように
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お盆の頃の様子
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黄葉期の様子
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熟すと直径8ミリほどの「堅果」が顔を出す
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黄葉期には翌春の雄花ができつつある
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ツノハシバミの木肌の様子

 

【ツノハシバミとは】

・北海道から九州まで日本全国の山林に分布する落葉低木。ハシバミの一種だが画像のように実にツノ状のものがあるため命名された。画像のとおり花、実、黄葉など年間を通じた変化が多く、観賞用として庭や公園に植えられている。ハシバミよりもその数は多い。

 

 

・開花期の3月下旬には、全く異なる形状の雄花と雌花に加え、前年にできた実や新葉が入り乱れ、華やかな光景を作る。長く垂れさがるのが雄花で、その長さは10センチ程度。できはじめの雌花は葉に包まれており、赤い「柱頭」と呼ばれる部分が顔を出す。

 

 

・葉は画像のような形が基本だが、変形したものも多い。若葉の頃には葉の中央付近に紫色の斑点ができる。

 

 

・ヘーゼルナッツの仲間であり、秋にできる実に含まれる「堅果」は炒めて食べるとおいしい。

 

 

【ツノハシバミの育て方のポイント】

・日向であれば土質を選ばず丈夫に育つ。病害虫の被害もほとんどなく、乾燥にも強い。

 

 

・丈夫な性質を持ち、刈り込むこともできるが、実や花を十分に楽しむには最低限度の剪定にとどめた方が良いが、樹形はまとまらない。

 

 

・実は細かな毛に覆われており刺のように刺さることもある。

 

ツノハシバミの基本データ

 

【分類】カバノキ科/ハシバミ属

    落葉広葉/低木

【漢字】角榛(つのはしばみ)

【別名】ナガハシバミ

【学名】Corylus sieboldiana

    Blume var. sieboldiana 

【英名】Asian Beaked Hazel

【成長】早い

【移植】普通

【高さ】~5m

【用途】花木・庭園・果樹

【値段】1000円~

 

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