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イヌコリヤナギ/いぬこりやなぎ/犬行李柳

Dappled willow

イヌコリヤナギの花,いぬこりやなぎ,画像
花は作りこまれていて美しい 花言葉は「しなやかな心」
ふゆめ,いぬこりやなぎ
冬芽の様子
イヌコリヤナギ,いぬこりやなぎ,花
春先は目まぐるしく様相が変化する(雄花)
いぬこりやなぎ
黒っぽいのは雌花
イヌコリヤナギ,葉っぱ
葉は長さ4~10センチで対になって生じる。両面とも毛はない
いぬこりやなぎ,樹木
初夏の様子
いぬこりやなぎ,綿毛
葉の展開が落ち着くと綿毛に包まれた種子が目立つようになる
いぬこりやなぎ,葉っぱ
成葉の様子(7月)
イヌコリヤナギ,いぬこりやなぎ,樹形
運よく育てば高さ6mほどになる
いぬこりやなぎ
イヌコリヤナギの樹皮

 

【イヌコリヤナギとは】

・沖縄を除く日本全国で普通に見られるヤナギの一種。川岸、路傍、湿った藪などに多い。やや赤みを帯びた枝は真っすぐ上へと伸び、通常は高さ2~3mの株立ち状に育つ。

 

 

・行李(旅行用の籠)を編むことができたコリヤナギに似るが、利用価値が乏しいとしてイヌコリヤナギと名付けられた(あるいは単にコリヤナギに似るがコリヤナギではないの意)。ガーデニングで人気のハクロニシキ(白露錦)は本種の園芸品種。

 

 

・花期は葉が開く前の3~5月。雌雄異株で雄の木には雄花が、雌の木には雌花が咲く。雄花は長さ2~3cmの円筒形で、雄しべの葯がピンク色や黄色になって目立つ。雌花はより小さく、長さは2cmほど。雌しべの柱頭も黄色や紅色になり、「苞」と呼ばれる黒い部分が目立つ。

 

 

・他の草木が新緑を迎える頃、雌花は白い綿毛に変わり、小さな種が風に吹かれて飛んでいく。

 

 

【イヌコリヤナギの育て方のポイント】

・日当たりを好む陽樹だが、半日陰程度なら耐える。

 

 

・湿気の乏しい場所では育たない。植え穴には腐葉土等を入れ、保水性を高めるようにする。

 

 

・剪定には強いが、夏以降に剪定すると花つきが悪くなる。

 

 

【イヌコリヤナギの品種】

・ハクロニシキ

 春先に葉色が次々に変化する斑入りの園芸品種。日本以外でもいわゆるスタンダード仕立てにしたものが観賞用として広まっている。

 

 

【イヌコリヤナギとコリヤナギの違い】

 コリヤナギの葉先はイヌコリヤナギに比べるろ丸みを帯びる。また、イヌコリヤナギには短い葉柄があるが、コリヤナギには葉柄がない。

 

こりやなぎ いぬこりやなぎ 見分け
コリヤナギの葉
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イヌコリヤナギの基本データ

 

【分類】ヤナギ科 ヤナギ属

    落葉広葉 低木

【漢字】犬行李柳(いぬこりやなぎ)

【別名】─ 

【学名】Salix integra 

【英名】Dappled willow

【成長】やや早い

【移植】簡単

【高さ】2m~6m

【用途】公園(特に水辺)/街路樹

【値段】1200円~

 

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