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アメリカマンサク/あめりかまんさく
Virginia witch hazel
【アメリカマンサクとは】
・北米大陸の東部及びメキシコを原産とする落葉樹。日本でも公園などに植栽され、10~3月になると日本のマンサクと同じような紐状の黄色い花を咲かせる。
・開花は気候に左右され、平地では日本のマンサクと同時期だが、標高の高い場所に植えたものは秋に咲く。
・葉は直径15センチほどで、日本のマンサクよりもやや大きい。秋には画像のように黄葉する。葉には独特の香りがあり、乾燥させた葉はハーブとして使われる。
・枝葉を蒸留して作られるエキスにはタンニン、サポニン、フラボノイドなどを含み、原産地の先住民であるインディアンはこれを虫刺されや切り傷の薬とした。
・上記のエキスには肌を引き締める効果やニキビ跡を治す効果があるとして、化粧水や乳液などの原料となる。一般的にはハマメリスエキス、ハマメリス水と呼ばれる。
【アメリカマンサクの育て方のポイント】
・原産地はやや湿気の多い山間で、日照と水はけのよい場所を好む。半日陰にも耐えるが、乾燥しやすい西日は苦手とする。
・日本のマンサクを増やす際に台木として使われるほど性質は強い。
・剪定を余り必要とせず、維持管理しやすいが、環境によっては鬱蒼とするほど生い茂る。狭い場所に適応させるために剪定することもできる。
【アメリカマンサクの品種】
・ホザキマンサク~白い花が咲く品種
アメリカマンサクの基本データ
【分類】マンサク科/マンサク属
落葉広葉/低木
【漢字】亜米利加満作(あめりかまんさく)
【別名】ハマメリス
【学名】Hamamelis virginiana
【英名】Virginia witch hazel
【成長】やや早い
【移植】簡単
【高さ】5m~10m
【用途】花木/街路樹/公園
【値段】2000円~