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アカガシワ/あかがしわ/赤柏
American red oak
【アカガシワとは】
・北アメリカ(アメリカ東部、カナダ南部)を原産とするブナ科の落葉樹で、アメリカ全土に植栽される。葉が日本のカシワに似て、紅葉が美しいこと(あるいは心材が赤いこと)から、アカガシワと命名された。
・自生地では樹高40m以上に達する高木となり、街路や公園の景観と緑陰を作るのに役立つ。日本には明治時代に渡来し、北海道を中心に街路樹として使われる。北大植物園の正門前のものが有名。
・葉はヨーロッパナラに似るが、より深い切れ込みがあり、長さ25cm前後と大きいため、秋には紅葉(あるいは黄葉)がよく目立つ。新葉は特徴的な褐色になる。
・全く目立たないが初夏には黄緑色の花が咲き、秋になると長さ3センチ前後のドングリができる。
・幹は真っすぐに伸び、樹皮は灰色になる。硬質な材は、床板、家具、器具に使われる。
【アカガシワの育て方のポイント】
・日本全国に植栽できる。
・成長が早く、大木となるため公園や工場の緑地帯などを早期に緑化するのに向く。
・葉が大きいため落葉すると地面は葉で覆い尽くされる。風情はあるが通りの多い場所や下草の多い一般家庭には向かない。
【アカガシワの品種】
・新芽が黄色いオーレアという品種がある。
【アカガシワに名前が似た木】
・アカガシ
アカガシワの基本データ
【分類】ブナ科/コナラ属
落葉広葉/高木
【漢字】赤柏(あかがしわ)
【別名】レッドオーク/アカナラ
【学名】Quercus rubra
【英名】American red oak
【成長】早い
【移植】ふつう
【高さ】~30m
【用途】街路樹/公園
【値段】1000円~