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リキュウバイ/りきゅうばい/利休梅
Common pearlbush
【リキュウバイとは】
・中国の揚子江下流域を原産とするバラ科の落葉樹。明治時代末期に渡来し、各地の庭園や公園に植栽される。「利休梅」だがヤナギザクラ属であり、ウメとの関係性は低い。
・リキュウバイの開花は4~6月で、新葉の展開と同時。ウメに似た直径4センチほどの花が、6~10輪ずつ枝先で円錐状に集まって咲く。花弁と萼は各5枚。花弁は丸く、基部はくびれるのが特徴。
・主張し過ぎない清楚な白い花が茶人に好まれ、茶庭に使われることが多い。このため茶道の祖である千利休にちなんで、リキュウバイと名付けられた。「千利休の命日に咲く」という逸話もある。晩春から初夏の、やや花が少ない時季に咲くことも人気の秘訣。
・葉は長さ4~6センチの長楕円形で、枝から互い違いに生じる。縁に粗いギザギザがあり、裏面は白っぽい、秋に黄葉するがそれほど美しくはならない。
・花の後には乾いた果実ができ、8~9月になると褐色に熟す。直径は1センチほどでマユミに似た独特な形状だが、断面は星形になる。
【リキュウバイの育て方のポイント】
・日当たりと水はけの良い場所を好む。
・寒さに強く、東北地方でも育てられる。
・花が控えめであり、他の庭木とよく馴染む。
・病害虫の被害が少ない。
【リキュウバイの品種】
・成長が遅い矮性の品種や、より大型で雑種のオオリキュウバイがある。
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リキュウバイの基本データ
【分類】バラ科/ヤナギザクラ属
落葉広葉/低木
【漢字】利休梅(りきゅうばい)
【別名】ウメザキウツギ
マルバヤナギザクラ
バイカシモツケ
リキュウウツギ
【学名】Exochorda racemosa
【英名】Common pearlbush
【成長】ふつう
【移植】簡単(根は浅い)
【高さ】2~5m
【用途】茶庭/切花/公園
【値段】500円~