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ムラサキヤシオツツジ/紫八汐躑躅
Murasaki-yashio-tsutsuji
【ムラサキヤシオツツジとは】
・北海道、東北地方及び中部地方の日本海側に分布する落葉性のツツジ。高山や深山に自生し、春~初夏に咲く花を観賞するため、庭木や鉢植えとしても使われる。
・ムラサキヤシオツツジの開花は4~7月。葉の展開前あるいは葉の展開と同時に、直径3~4センチの花を枝先に1~6輪ずつ咲かせる。花は漏斗型で先端は五つに裂け、上側に斑点模様がある。
・花色は紅紫だが濃淡には変化がある。ツツジの仲間にはシロヤシオやアカヤシオもあるが、「ヤシオ」とは染料に何度も浸して色が濃くなった状態を表す。
・花の中央には花柱(雌しべ)1本と雄しべ10本がある。雄しべには長短があり、上の5本は短くて先端に白い毛があり、下の5本は無毛で長く突き出す。花柄は長さ1センチほどで細かな毛が密生。花の後には乾いた果実ができ、9~10月になると褐色に熟して自然に裂ける。
・葉は長さ5~10センチの長楕円形でやや薄めだが質は硬い。枝先に数枚ずつ集まるが、枝から互い違いに生じており、縁には細かなギザギザがあってその先端は硬い毛になる。枝は分岐が多く、若い枝には微細な毛があるが、後に無毛となる。
【ムラサキヤシオツツジの育て方のポイント】
・寒冷地に育つツツジであり、夏の暑さが厳しい平地ではやや生育が不良となる。
・湿気の多い日向を好み、乾燥にやや弱い。植穴には腐葉土や堆肥を漉き込んで保水性を高めたい。
【ムラサキヤシオツツジに似た木】
ムラサキヤシオツツジの基本データ
【分類】ツツジ科/ツツジ属
落葉広葉/低木
【漢字】紫八汐/紫八潮/紫八染躑躅
(むらさきやしおつつじ)
【別名】ムラサキヤシオ/ミヤマツツジ
【学名】Rhododendron albrechtii
【英名】─
【成長】やや早い
【移植】簡単
【高さ】1~3m
【用途】花木/公園/切花
【値段】800円~