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オオモクゲンジ/おおもくげんじ
Golden-rain tree
【オオモクゲンジとは】
・中国及び朝鮮半島の南部を原産とするムクロジ科の高木。モクゲンジよりも葉が大きいため名付けられた。
・9月ごろにモクゲンジよりやや小さい花を咲かせる。英語名の「Golden-rain tree」は開花の様子を示したもので、満開期は黄色の雨が降り注ぐかのように荘厳な景観を作る。
・実は画像のような特徴的な形状で、別名のフクロミ(袋実)モクゲンジのとおり袋状になる。長さは5センチ以上でピンク色を帯び、遠目からもよく目立つ。
・一枚の葉は長さ4~9センチの楕円形。これが複数集まって長さ30センチほどの羽根状になる。秋には美しく黄葉する。
【オオモクゲンジの育て方のポイント】
・花の少ない時期に開花する貴重な木ではあるが、基本的に大木であり、家庭での植栽には適さない。
・土質は問わず丈夫に育つが、日当たりの良い、開けた場所に植えるのがよい。
【モクゲンジとの見分け方】
・モクゲンジは夏(7~8月上旬)に開花、オオモクゲンジは初秋(9月)に開花する。
・モクゲンジの葉はギザギザがあったり複雑な形になったりするが、オオモクゲンジは別名(マルバモクゲンジ)のとおり、基本的には丸に近い葉を持つ。(幼樹は除く)。
オオモクゲンジの基本データ
【分類】ムクロジ科 モクゲンジ属
落葉広葉 高木
【漢字】─(おおもくげんじ)
【別名】フクロミモクゲンジ
マルバモクゲンジ
マルバノモクゲンジ
フクワバモクゲンジ
【学名】Koelreuteria
bipinnata Franch
【英名】Golden-rain tree
【成長】やや早い
【移植】普通
【高さ】10~20m
【用途】シンボルツリー
【値段】─