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オウゴンガシワ/おうごんがしわ/黄金柏

Golden daimyo oak

黄金檞の木,おうごんがしわ
樹高は6mほどになる
ふゆめ,新芽,おうごんがしわ
冬芽の様子
おうごんかしわの花
葉の展開と同時に雌雄の花が咲く
おうごんかしわ,樹木
長く垂れ下がるのが雄花の花序で雌花は枝先に咲く
葉が黄色いカシワの木,おうごんかしわ
初夏の様子
黄金槲の木
夏が近づくと緑色になって来る
樹皮
樹皮の様子

 

【オウゴンカシワとは】

カシワではなくナラガシワの園芸品種で、新芽や紅葉の美しさを黄金になぞらえて黄金ガシワと名付けられた。家運隆盛を象徴するカシワの黄金品種=縁起の良い木であること、あまり普及していないことからシンボルツリーとして好まれ、家庭や公園に植栽される。

 

 

ナラガシワは岩手及び秋田県以南の本州、四国及び九州に分布するブナ科の落葉高木でコナラやミズナラに似るが、葉の縁にカシワと同じような波形の大きなギザギザがあるため、ナラガシワと名付けられた。

 

 

・オウゴンガシワの起源ははっきりせず、九州に原木があるとする説、海外(中国あるいはアメリカ)で作出されたという説がある。葉の黄金色は新芽で顕著であり、初夏~初秋の葉は緑色になるが、花序や堅果(どんぐり)も黄色い。

 

 

・開花は3~4月。雌雄同株であり、雌花と雄花が同じ木に咲く。雄花は穂状に垂れ下がり、雌花は単独で立ち上がる。雌花の後にはドングリがなるが実生で育てるのは困難とされ、ミズナラを台木とした接ぎ木によって繁殖される。かつては接ぎ木の成功率が低く、本種を見る機会は限られていたが、研究熱心な技術者の力によって普及が進んでいる。

 

 

【オウゴンガシワの育て方のポイント】

・暑さ寒さに強く、東北地方以南の各地に植栽できるが、日照と排水のよい肥沃地を好む。

 

 

・原種であるナラガシワに比べれば生育が遅く、樹形は整えやすいが年月を経ると大木になるため、植栽にはある程度広い場所が必要である。また、葉の大きさや色合いから、他の樹木とのコーディネイトはやや難しい。

 

 

・病害虫に強いが稀にカミキリムシの被害に遭う。

 

 

・繁殖は接ぎ木が一般的であり、3月中~下旬に切り継ぎをする。

 

オウゴンガシワの基本データ

 

【分類】ブナ科/コナラ属

    落葉広葉/小高木 

【漢字】黄金柏(おうごんがしわ)

【別名】オウゴンカシワ

【学名】Quercus aliena'Lutea

【英名】Golden dimyo oak 

【成長】やや遅い 

【移植】簡単 

【高さ】4~6m 

【用途】シンボルツリー

【値段】10、000円~

 

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