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ウスノキ/うすのき/臼の木

Usunoki tree

臼の木の花
スノキの仲間で、果実に特徴がある 
うすのき,角実スノキ
新葉は赤味を帯び、花と相まって美しい
うすのき,特徴
葉に細かな毛がある点がスノキとの違い(画像は若葉)
うすのき,植物
個体や成長段階によって葉の印象は異なる
カクミノスノキ
成葉の様子
臼の木
ウスノキの花
うすのき,見頃
はっきりとした筋模様にならない花もある
かくみのすのき
未熟な果実の様子
うすのき,樹木
7~9月には赤く熟す
スノキの仲間,うすのき
名前の由来となる臼型?の果実
うすのき,特徴
樹高は最大でも1mほど
ウスノキ,紅葉,うすのき
暖地ではあまり綺麗に紅葉しない
usunoki
ウスノキの幹の様子

 

【ウスノキとは】

・北海道、日本海側の本州、四国及び九州北部に分布するツツジ科の落葉低木。果実の先端がくぼんで、餅付きの臼(ウス)のような形になるため、ウスノキと名付けられた。山地の林縁や岩場に多い。

 

 

・開花は4~6月。前年に伸びた枝にある葉の脇から花茎が伸び、直径6~7ミリほどの小花が下向きに咲く。釣鐘型で先端は5つに裂けて反り返り、中央にある雌しべ(花柱)を10本の雄しべが囲む。あまり目立つ花ではないが、緑白色の花弁に淡いピンクの筋模様が入り、よく見ると可憐で美しい。

 

 

・花の後にできる果実は直径8ミリほど。7~9月に赤く熟し、酸味があるものの生で食べられる。黒い実ができるスノキに比べると角ばっているいるため、「角実の酢の木」という別名がある。

 

 

・葉は長さ2~4センチの卵形で先端が尖り、葉の縁には鈎状の細かなギザギザがある。また、若い枝には二列に並んだ短い毛があるのが基本だが、葉の形状や毛の有無に変異が多く、識別が難しい。寒冷地ではブルーベリーのように綺麗に紅葉する。

 

 

【ウスノキの育て方のポイント】

・自生は日当たりの良い山地の岩場であり、日陰や水はけの悪い場所は好まない。半日陰程度なら開花、結実する。

 

 

・花や実は前年度に伸びた枝にできるため、春先に剪定するのはNG。

 

 

【ウスノキに似た花木】

 

スノキ 

 

ナツハゼ

 

クロマメノキ

 

シャシャンボ

 

アクシバ

 

ブルーベリー

 

ウスノキの基本データ

 

【分類】ツツジ科/スノキ属

    落葉広葉/低木

【漢字】臼の木(うすのき)

【別名】カクミノスノキ

    アカモジ

【学名】Vaccinium hirtum Thunb.

【英名】Usunoki tree

【成長】早い

【移植】簡単

【高さ】50~150cm

【用途】花木/果樹

【値段】1,200円~

 

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