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ウケザキオオヤマレンゲ

Ukezakioyama Magnolia

花言葉,はなことば
ホオノキに似るが何かが違う・・・
うけざきおおやまれんげ,特徴,ウケザキオオヤマレンゲ
新芽の様子
うけざきおおやま,木の名前
蕾の様子
玉水,生け花
蕾にピンクが入るのが本種の特徴
うけざきおおやま,花木
花にはバナナのような芳香がある 
雄しべと雌しべ
花の中央に立つのが雌しべの集合体、その基部に雄しべがある
ホオノキに似ている花の名前
花弁はホオノキのように開ききらない 
ギョクスイ,植木
花の後の様子
木蓮の仲間
葉はオオヤマレンゲより大きく、ホオノキより小さい
Ukezakioyama Magnolia 
葉の裏面は白っぽい
おけざきおおやまれんげ,紅葉
黄葉の様子
Ukezakioyama Magnolia
幹の様子

 

【ウケザキオオヤマレンゲとは】

・中国原産とされるモクレン科の落葉高木。初夏に咲くクリーム色の花は香りが高く、古くから玉水(ギョクスイ)と呼んで親しまれる。同じモクレン科のホオノキオオヤマレンゲが自然に交わった雑種とする説が有力だが、来歴ははっきりしない。

 

 

・「ウケザキ」は花が上向きに咲くことを意味し、花が下向きあるいは横向きに咲くオオヤマレンゲとの違いを表す。なお、「オオヤマ」はオオヤマレンゲの自生が多い奈良県の大峰山系を、レンゲは花の形が蓮華(=ハス)に似ていることにちなむ。

 

 

・開花は葉が展開した後の5~6月で、枝先にオオヤマレンゲよりも一回り大きい、直径12~15センチの花を咲かせる。花弁は9~10枚で、その外側には花弁のように見える3枚の「萼片」がある。

 

 

・花の中央には黄緑色の雌しべが多数集まり、花弁の外まで突き出す。紫がかった雄しべはそれを取り囲むように多数生じる。雄しべや雌しべの色や様子がホオノキとは異なる。

 

 

・葉は長さ12~18センチ、幅5~10センチの楕円形で枝先に集まって生じる。縁にギザギザはないがオオヤマレンゲに比べると全体に波打つような感じがあり、ホオノキの葉を彷彿させる。葉の裏面には絹毛があるため白っぽく見える。秋には黄色~オレンジ色に色付くが平地では見苦しいものが多い。

 

 

・幹は白っぽい灰色で、直径は最大で10センチほど。低木であるオオヤマレンゲに比べると幹はしっかりと直立するがホオノキほどの大木にはならない。

 

 

【ウケザキオオヤマレンゲの育て方のポイント】

・暖地向きだが耐寒性はあり、東北地方以南であれば植栽できる。日なたを好むが半日陰程度なら開花する。

 

 

・花は洋風といえなくもないが、樹形は整いにくく、広めの和風庭園い使われる。

 

 

・湿気のある肥沃な場所を好み 乾燥地や痩せ地では開花しにくい。痩せ地に植える場合は、堆肥や腐葉土を十分に入れ、夏の暑さや乾燥を防ぐため根元を敷き藁で覆うのがベスト。また、根が粗くて定着しにくいため、植え付けの際は支柱を添えた方がよい。

 

 

・枝分かれが少なく、葉もそれほど密生しないため、剪定の手間はあまりかからない。強い剪定は樹形を乱すに過ぎない。

 

 

・花はその年に伸びた枝に咲くため、剪定の適期には落葉後となる。ただし、園芸用に出回る市販品はホオノキを台木として使っているため、幹の下の方に出る芽は樹勢を衰えさせないため、早期に掻き取るのがよい。

 

 

・病害虫の被害は比較的少ないが、梅雨明けの頃、テッポウムシが発生することがある。根元にオガクズ状のものがあった場合は園芸用の殺虫剤を使って対応する。

 

 

【ウケザキオオヤマレンゲに似ている木】

ホオノキ

 各地の山地に自生する大型の花木。似たような花が咲くが、大木であり一般家庭の庭には向かない。

 

 

オオヤマレンゲ

 本州(新潟及び郡馬県以西)、四国、九州の山地に分布するモクレン科の落葉低木。別名をミヤマレンゲといい、深い山の林地に自生する。 

 

 

【モクレンの仲間】

 

 タイサンボク  カラタネオガタマ

 

 モクレン  ハクモクレン

 

 コブシ  ミケリア

 

 オガタマノキ  シデコブシ 

 

ウケザキオオヤマレンゲの基本データ

 

【分類】モクレン科 モクレン属

    落葉広葉 小高木

【漢字】受咲大山蓮華(うけざきおおやまれんげ)

【別名】ギョクスイ(玉水)

【学名】Magnolia Watsoni Hook.f.

【英名】Ukezakioyama Magnolia

【移植】やや難しい
【成長】早い

【高さ】5m~8m

【用途】花木/公園/切花

【値段】1000円~

 

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