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シロマツ/しろまつ/白松

White bark pine

しろまつ,はくしょう,白松,樹木
名前の由来となる樹皮の様子・・・白い?
シロマツ,ハクショウ,白松
新芽(ミドリ)の様子
シロマツ,ハクショウ,しろまつ,特徴
葉先は尖り、クロマツ同様に触れれば痛い(若葉)
white pine tree
葉は三本一組で生じる
白松,葉
葉の長さは5~10センチ程度
ハクショウ,しろまつ,白松
雄花の蕾の様子
ハクショウ,しろまつ,花
花後の様子
white pine tree
枝葉は密生しやすい
白松,神宮外苑,絵画館
丹念に手入れされた様子 遠目にはカイヅカイブキのように見える
しろまつ,はくしょう,木
樹齢を重ねると樹皮が剥がれ落ち
白松,しろまつ,画像
白くなるというが、真っ白ではない

 

【シロマツとは】

 

・中国北西部を原産とするマツの一種。マツの仲間としては長命であり、古木は独特な風格を持つことから、中国を中心に長寿の象徴あるいは神聖な木とされ、宗教施設や墓苑に植栽されることが多い。

 

 

・日本に自生はなく、江戸~大正時代に中国から渡来したものが各地の寺社(高野山や京都永観堂など)、一部の植物園や公園等に植えられた。庭木としての流通は乏しく一般家庭の庭にあるのは稀。

 

 

・名前の由来は樹皮にある。幼木の樹皮は褐色~深緑色であまり面白味がないが、樹齢20年ほど経つと樹皮は白い樹脂を分泌した後に剥離し、プラタナスカゴノキのような斑模様になり、老木では光沢のある淡い灰色になる。

 

 

・幹は触れるとサルスベリナツツバキのように冷んやりとしており、一般的なマツのイメージとは程遠い。中国名は「白皮松」と書いて「パイピソン」と読む。

 

 

・日本で一般的なクロマツアカマツの葉は二本一組だが、シロマツの葉は3本一組が基本で、稀に2本一組のものも混じる。葉の様子がインドの武器をモチーフにした金属製の仏具「鈷」に似るため、別名を「三鈷の松」という。

 

 

・雌雄異花で4~5月に開花し、長楕円形のマツボックリは翌年の秋に熟す。花やマツボックリの様子はクロマツなどさほど変わりないが、大きさはやや小さい。種子は食用、薬用となる。

 

 

【シロマツの育て方のポイント】

・他の松類と同様に剪定して樹形を整えるが、成長が遅く、芽を出す力はクロマツやアカマツより弱いため、シンボルツリーとして貫禄を出すには相当な時間がかかる。

 

 

・日当たりの良い場所を好み、夏の暑さや乾燥に強い。

 

 

・病害虫に弱い。 

 

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シロマツの基本データ

 

【分類】マツ科/マツ属

    常緑針葉/高木

【漢字】白松(しろまつ)

【別名】ハクショウ(白松)

    サンコノマツ(三鈷の松)

    白骨松/白皮松/虎皮松

【学名】Pinus bungeana

【英名】White bark pine

【成長】遅い

【移植】簡単

【高さ】4m~30m

【用途】主木(シンボルツリー)

【値段】1000円~

 

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