庭木図鑑 植木ペディア > オオシマハイネズ
オオシマハイネズ/おおしまはいねず/大島這杜松
Ohshima hainezu
【オオシマハイネズとは】
・伊豆諸島、房総半島及び沖縄などを原産地とする匍匐性の常緑低木で、伊豆諸島の大島で発見されたためオオシマハイネズと命名された。かつては沖縄や奄美諸島に分布するものをオキナワハイネズと呼んで区別していたが、現在では同一視されている。
・一見すると葉はチクチクしそうだが先端は丸く、触っても痛くない。葉は長さ1センチほどでハイネズよりも短く、色も黄色っぽい。ハイネズよりも成長が早いため、早期に地面を覆いたい場合に好んで使われる。
・雌雄異株で4月頃に開花する。地味な花だが「保護」などの花言葉がある。果実はハイネズやヒノキなどと同じような形状で、直径は1センチほど。
【オオシマハイネズの育て方のポイント】
・日当たりの良い岩場や海岸の砂地を好み、暑さにも耐える。このため環境の厳しい都市部のロックガーデンなどに使うことができる。
・寒さにはやや弱いものの、関東地方までであれば十分に育てることができる。
・枝そのものは斜め上に伸びるが、高い場所に垂らすように植えれば枝はしだれる。
【オオシマハイネズに似た木】
・ハイネズ
オオシマハイネズの基本データ
常緑針葉 低木
【漢字】大島這杜松
(おおしまはいねず)
【別名】リュウキュウハイネズ
オキナワハイネズ
【学名】Juniperus taxifolia
var. lutchuensis
【英名】Ohshima hainezu
【成長】やや遅い
【移植】簡単
【高さ】0.3m~1m
【用途】グランドカバー
ロックガーデン
【値段】─(苗木の取り扱いは稀)