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シセントキワガキ/しせんときわがき/四川常磐柿

Chinese persimmon

しせんときわがき,画像,特徴
果実は甘味があって生食できる
しせんときわがき,植物
冬芽の様子
しせんときわがき
常緑性だが寒冷地では冬季に全ての葉を落とすことも珍しくない
シゼントキワガキ,樹木
新葉の様子
四川常磐柿,しせんときわがき,葉っぱ
葉の様子
シセントキワガキ,植木
蕾の様子(3月)
開花時期,しせんときわがき
シセントキワガキの花
雄花,雌花
花には雌雄あるが外見で見分けるのは難しい
実
未熟な果実の様子
シセントキワガキ,しせんときわがき,実,画像
果実の表面には毛がある
しせんときわがき,庭木
果実が熟すのは11~12月頃
小さい実がなる柿の木,しせんときわがき
成長は遅めだが樹高はそれなりになる
幹,四川常磐柿
シセントキワガキの樹皮
しせんときわ柿
樹齢を重ねると縦にシワが入りやすい

 

【シセントキワガキとは】 

・中国四川省を原産とする常緑のカキ。共に庭木や盆栽として使われるロウヤガキに似るが、ロウヤガキが冬季に葉を落とす落葉性であるのに対し、本種は葉が残る常緑性。

 

 

・シセントキワガキの葉は肉質で長さ5~9センチほど。ロウヤガキよりも細長く、表面には光沢がある。 

 

 

・常緑性ではあるが寒い地域に地植えした場合、落葉性になることも多い。短い枝には刺状の突起があり、新芽は多少赤みを帯びる。

 

 

・シセントキワガキの開花は初夏。花は小さいが、木自体が小ぶりであるため普通のカキの木よりは花が目立つ。花はドウダンツツジアセビのような壺形で、カキの花とは色形が異なる。

 

 

・花の後にできる実は直径2~3センチで文字どおり豆サイズだが、甘味があって食用できる。しかし、雌雄異株であるため、受粉させるには雌雄それぞれの株を植える必要がある。 

 

 

・シセントキワガキの果実は一般的なカキとは異なって枝に直接できず、柄にぶら下がってできるのが特徴。果実には羽根のようなヘタがついている。 

 

 

【シセントキワガキの育て方のポイント】

・日当たりンと水はけの良い場所を好むが、乾燥にはやや弱いため、腐葉土質の土壌に植えるのがよい。

 

 

・成長が緩やかであり、放任してもそれほど大きくならないが、盆栽にできるほど剪定に強い。

 

 

【シセントキワガキに似ている木】

マメガキ(シナノガキ)

 

 

リュウキュウマメガキ

 

 

・トキワマメガキ(トキワガキ/タイワンマメガキ)

 床柱に使われるマメガキ。材に黒い模様の入る黒柿が特に珍重される。

 

 

ロウヤガキ

 

シセントキワガキの基本データ

 

【分類】カキノキ科 カキノキ属

    常緑広葉 小高木

【漢字】四川常磐柿(しせんときわがき)  

【別名】タマフリノキ

【学名】Diospyros cathayensis

    Steward 

【英名】Chinese persimmon

【成長】遅い

【移植】普通

【高さ】4m~10m

【用途】庭木/盆栽/果樹

【値段】

 

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