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ナミキソウ/なみきそう/浪来草
Namiki-sou
【ナミキソウとは】
・北海道~九州の各地に分布するシソ科の多年草。園芸的に人気のあるタツナミソウの仲間だが、波(浪)が来るような海岸の砂地に自生するため、ナミキソウと名付けられた。
・日本に育つナミキソウは在来種だが、日本以外でも東アジアの温帯に広く見られる。
・葉は長さ8~20mmの先端が丸まった長楕円形。縁には不明瞭なギザギザがあり、茎から対になって生じる。茎は柔らかだが断面は四角形で、地中に走出枝と呼ばれる小枝を出して繁茂する。
・ナミキソウの開花は6~9月。上方にある葉の脇に、青紫色をした唇形の花を2輪ずつ咲かせる。花は筒状の部分が長く、その基部は急に曲がって立ち上がる。下唇部分は白いが斑紋(模様)はなく、一方向を向いて横向きに咲く。
【ナミキソウの品種】
・ヒメナミキ
北海道~九州に分布する近縁種。草丈は10~50センチほどだが茎は柔らかで自立できないほど弱々しい。花は白色で直径は8ミリほど。
ナミキソウの基本データ
【分 類】シソ科/タツナミソウ属
多年草
【漢 字】浪来草(なみきそう)
【別 名】ハマナミキソウ
ルリタツナミ
【学 名】Scutellaria strigillosa
【英 名】─
【開花期】6~9月
【花の色】青紫
【草 丈】~40cm