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スノーフレーク/すのーふれーく
Summer snowflake
【スノーフレークとは】
・地中海沿岸~中部ヨーロッパを原産とするヒガンバナ科の多年草。日本へ渡来したのは昭和初期で、春に咲く純白の花を観賞するため、園芸植物として花壇等に植栽される。
・スイセンのような茎葉に、スズランのような花を咲かせるため和名をスズランスイセンという。可憐な花姿とは裏腹に繁殖力が高く、半ば野生化したものが道端や空き地に自生している。
・スノーフレークの開花は3~5月。花は葉の間から伸びた花茎の先端で4~8輪が下向きに咲く。釣鐘型で花先は六つに裂け、各裂片には緑色の斑点模様が入る。
・いわゆる球根植物で2月頃に帯状の葉を出すが、初夏~秋は休眠状態にあり、地上には何もない。
・葉は表面に白い粉を吹いたような色合いでニラに似るが、全草に有毒なガランタミンを含んでおり、誤って食べると嘔吐、下痢、痙攣、脱水などの症状を引き起こし、最悪の場合は死に至る。スノーフレークの葉にはニラやネギのような臭いがないためそれらと区別できる。
【スノーフレークの品種】
・グレヴィティジャイアント
花や背丈が大きくて見栄えがするため、切花に使われる。
【スノーフレークに似た植物】
・スイセン
・スズラン
スノーフレークの基本データ
【分 類】ヒガンバナ科
スノーフレーク属
多年草
【漢 字】─
【別 名】スズランズイセン
(鈴蘭水仙)
オオマツユキグサ
(大待雪草)
【学 名】Leucojum aestivum
【英 名】Summer snowflake
【開花期】3~5月
【花の色】白
【草 丈】~60cm