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ポンドサイプレス/ぽんどさいぷれす
Pond cypress
↑池の光が葉裏に反射して綺麗だったので、動画を撮ってみました。
【ポンドサイプレスとは】
・アメリカ南東部の沼地や湖畔を原産とするラクウショウに樹形が似た木。ラクウショウと同様、葉の出方は「互生」だが、形は針状でラクウショウとはかなり異なるため、容易に見分けられる(下方の画像を参照)。
・細かな枝が螺旋状に立ち上がるように発生するため「タチラクウショウ」といい、枝全体は柳のように垂れ下がることが多いため「シダレラクウショウ」との別名がある。(ただし、枝垂れ性の品種が別にあるという説もある。)
・明治時代に日本へ渡来し、植物園や大きな公園で見ることができるものの、メタセコイアやラクウショウほどは普及していない。
・春になると穂状の花を垂れ下げ、秋から冬にかけて、ラクウショウと同じような実(球果)ができる。
【ポンドサイプレスの育て方のポイント】
・病害虫に強いが、名前のとおり湿気を好み、大木となる上、大量の落ち葉を生じる。このため一般家庭に植えてあるのを筆者は見たことがない。
・剪定に強く、樹形を整えることもできるが、広い場所に植えて大陸的な雄大さを鑑賞したい。
ポンドサイプレスの基本データ
【分類】スギ科/ヌマスギ属
落葉針葉/高木
【漢字】─(ポンドサイプレス)
【別名】タチラクウショウ
シダレラクウショウ
【学名】Taxodium ascendens
Brongn
【英名】Pond cypress
【成長】早い
【移植】簡単
【高さ】15~25m
【用途】公園
【値段】不明