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ヨウキヒ/ようきひ/楊貴妃(桜)

Youkihi(Japanese blooming cherry)

ようきひ,さくら,ヨウキヒ
優雅で豊満な花は楊貴妃にたとえられる
楊貴妃,桜,ようきひ
冬芽の様子
ようきひ,桜の種類,楊貴妃
咲き始めの花の縁や蕾はピンク色が濃い
楊貴妃桜,画像
他のサトザクラに比べると、花弁はやや小さめ
楊貴妃桜,開花時期,ようきひ
開花は4月中旬以降と遅め
楊貴妃桜,葉
楊貴妃桜の葉
ヨウキヒザクラ,特徴
葉の裏面の様子
紅葉,楊貴妃
黄葉の様子
ようきひざくらの木
樹皮の様子

 

【ヨウキヒとは】

・オオシマザクラ系統に属するサトザクラの代表的な品種。多数の花弁が織りなす優雅な花の姿を中国史に残る絶世の美女「楊貴妃」になぞらえてヨウキヒ(ザクラ)と命名された。

 

 

・奈良県の興福寺にいた僧侶がこのサクラを好んでおり、その僧侶とたまたま同名である唐の皇帝玄宗が楊貴妃を寵愛していたという故事にちなんで名付けられたという説もある。

 

 

・江戸時代初期から栽培されていた品種であるが、現在見られるヨウキヒザクラは東京の荒川堤で保護されていたものが、江戸時代後期になって全国へ広がったものとされる。

 

 

・開花はソメイヨシノの花が終わる4月中旬から下旬。蕾は濃いピンク色で花は淡いピンク色だが、花弁の先端や裏側は濃いピンク色になる特徴を持つ。

 

 

・花は直径4~5センチほどで花弁は18~20枚あり、いわゆる八重咲きになる。花弁が小さめであるため、フゲンゾウカンザンなどのように花が密集するような感じにはならない。花弁の先端には細かな切れ込みがある。

 

 

・葉は開花と同時あるいはやや遅れて展開する。新芽は淡い茶色で成葉は円に近い楕円形になり、先端は大きく尖る。葉は枝から互い違いに生じ、条件が良ければ秋に紅葉する。

 

 

【ヨウキヒの育て方のポイント】

・花を楽しむには日向に植える必要があるが、乾燥には弱い。特に夏の強い西日は苦手とする。

 

 

・最大樹高は10mほどだが、いわゆる徒長枝や、からみ枝が多く、樹形はまとまりにくい。剪定には弱く、下手に剪定すると樹勢が衰え、花数が減る。内部の枯れこんだ枝を切除する程度にとどめたい。

 

 

・他のサクラ類同様、日照と風通しの悪い場所では病害虫の被害に遭いやすい。病害虫は見つけ次第、枝葉ごと除去する。

 

ヨウキヒ(ザクラ)の基本データ

 

【分類】バラ科/サクラ属

    落葉広葉/高木

【漢字】楊貴妃(ようきひ)

【別名】楊貴妃桜(ようきひざくら)   

【学名】Cerasus serrulata

    ‘Mollis’

【英名】

【成長】早い

【移植】難しい

【高さ】3~10m

【用途】公園/花木/盆栽

【値段】3、000円~

 

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