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ナツハゼ/なつはぜ/夏櫨

Oldham blueberry

なつはぜ,果実,種子
「日本のブルーベリー」と呼ばれるナツハゼの実
ごんすけはぜ,やまなすび,なつはぜ
冬芽の様子
ごんすけはぜ,ナツハゼ,なつはぜ
芽吹きの様子
Oldham blueberry,picture
新芽の様子
ナツハゼの木
新葉の様子
なつはぜ,植木
蕾の様子
開花時期,特徴
ナツハゼの花は初夏に咲く
夏櫨の木の花
花はツツジの仲間に多い釣鐘型
なつはぜ,樹木
花の後にはこんな果実ができる
夏櫨,紅葉
春から初夏の葉は赤くなる
樹形,木の高さ
葉はやがて色褪せるが・・・
夏ハゼ,木,特徴
秋には再び赤く染まる ただし春先のほうが美しい
なつはぜの木,実
紅葉の様子
ぶんぶくちゃがま,木の実
実は長期間かけて黒く熟すが、鳥に食べられて数は減り・・・
なつはぜの木
残ったものはシワシワになる
ナツハゼ,なつはぜ,木
樹高は2m以下でおさまるので扱いやすい(冬の様子)
ナツハゼ,夏櫨,なつはぜ
樹皮は他のツツジ類と同じ雰囲気を持つ

 

【ナツハゼとは】

・本州から九州の山地に自生するツツジ科の落葉低木。果樹として人気の高いブルーベリーの仲間で、日本に自生するため、時に「日本のブルーベリー」と呼ばれる。

 

・新芽は紅く、夏の時季からハゼノキのように美しく紅葉するためナツハゼと命名された。葉は枝から互い違いに生じ、葉の両面、縁、枝には細かな毛が多く、触れるとザラつくのが特徴。

 

・ナツハゼの開花は5~6月。雌雄同株で、黄緑色あるいは紅色の混じった釣鐘型の花を下向きに咲かせる。じっくりと観察すれば可愛らしいが、花の直径は4~5ミリほどであり、通りすがりでは見付けにくい。

 

・果実は初夏にできはじめ、8月から10月にかけて熟す。直径5~8ミリほどで、上部には萼の跡が輪状に残るため、その姿を鉢巻や茶釜に見立てた別名がある。

 

・ナツハゼの実は黒く熟せば生で食べることができる。舌触りは余り良くないがブドウのような甘酸っぱさがあり、何かと話題のポリフェノールを豊富に含むため、ジャムなどの加工品用に栽培されることもある。

 

・株立ち状に竿立ち、樹高は最大で3mほどになる。樹皮はアセビシャシャンボなどに似るが、やや灰色を帯びた褐色で、樹齢を重ねると縦に剥離しやすい。

 

・業者によっては本種を「ゴンスケ」と呼び、別種のスノキをナツハゼと呼ぶため混乱が生じやすい。

 

【ナツハゼの育て方のポイント】

・自生地は山林で、花崗岩の風化土が混ざったような乾燥気味の場所を好む。 

 

・半日陰程度なら丈夫に育つが、紅葉を楽しむには日照が必要。

 

・果実はまばらにできるのが普通であり、大量に収穫するような樹種ではない。

 

・株立ち状に育つことが多く樹形は整いにくいが、剪定は好まない。野趣のある自然樹形あるいは紅葉や実を楽しむものとして植栽する。

 

【ナツハゼの品種】

・アラゲナツハゼ

 関西以西に分布する品種で、葉に毛が多い。ナツハゼよりも葉は大きく、実の成り方も異なる。

あらげなつはぜ,品種
アラゲナツハゼの花
あらげなつはぜ
アラゲナツハゼの果実
あらげなつはぜ
アラゲナツハゼの葉

 

【ナツハゼに似た木】

 スグリ ウスノキ クロマメノキ

ナツハゼの基本データ

 

【分類】ツツジ科/スノキ属

       落葉広葉/低木 

【成長】やや早い

【漢字】夏櫨(なつはぜ)

【別名】ゴンスケハゼ/ゴスケハゼ

    ヤマナスビ/ヤロコハチマキ

    ハチマキイチゴ/ブンブク

    ハチマキブドウ

【学名】Vaccinium oldhamii 

【英名】Oldham blueberry

【移植】ふつう

【高さ】1m~3m

【用途】雑木の庭/生け花

【値段】00円~

 

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