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トウゴクミツバツツジ/とうごくみつばつつじ/東国三葉躑躅

Tohgoku mitsuba tsutsuji

東国三葉躑躅,トウゴクミツバツツジの花,特徴
雄しべは数が多く、下半分が白い毛で覆われている
とうごくみつばつつじ
冬芽の様子
東国三つ葉躑躅
開花は4~6月
とうごくみつばつつじ,見分け
花柄に毛があるのが本種の特徴
東国みつばつつじ,画像
開花期の様子
とうごくみつばつつじ,開花,種類,木
霞が漂う山間で見る花の様は幻想的で美しい
とうごくみつばつつじ,樹木
トウゴクミツバツツジ(紫)シロヤシオ(白)ヤマツツジ(ピンク)
とうごくみつばつつじ,木
新芽(葉芽)の様子
トウゴクミツバツツジ,葉っぱ,とうごくみつばつつじ
葉は菱形に近く、先が尖る(5月下旬の葉の様子)
岩山つつじ.とうごくみつば,葉っぱ
成葉の様子(10月)
みつばつつじ,種類
裏面の様子
とうごくみつばつつじ
狂い咲きの花は違った雰囲気に(9月)
トウゴクミツバツツジ,紅葉,黄葉
黄葉の様子
東国みつばつつじ,紅葉
環境によっては赤く色付く
東国みつばつつじ,紅葉
樹高は最大で3m程になる
東国ミツバツツジ,幹,樹皮
枝は規則的に分岐する
みき
幹(樹皮)の様子

 

【トウゴクミツバツツジとは】

・東北地方~近畿地方に分布するツツジ科の落葉樹。標高の高い場所を中心に見られるミツバツツジの一種で、関東地方に多いことから「東国」を冠する。

 

 

ミツバツツジと呼ばれるものは他に、サイコクミツバツツジ、ナンゴクミツバツツジ、トサノミツバツツジコバノミツバツツジなどがあり、シベや花柄に毛があるかどうかなど微妙な違いによって区別される。

 

 

・トウゴクミツバツツジの花期は、葉が展開するのと同じ4~6月で、一般的なミツバツツジよりも遅め。直径は3~4センチで、花弁は紅紫色。10本もある雄しべが目立つ。

 

・雄しべには長いものと短いものがあるが、いずれも無毛。雌しべの下半分と子房、花柄に毛があるのが本種の特徴。

 

 

・葉は大きめの菱形で、3枚一組のように生じるが枝から互い違いに生じる。条件が良ければ画像のように黄葉も美しい。葉柄の全てに毛を生じる。

 

 

【トウゴクミツバツツジの育て方のポイント】 

花を存分に楽しむためには日向に限るが、丈夫な木で、植え場所を選ばない。

 

 

・芽を出す力はあり、剪定によって好きな形にできるが、葉は大きめであるため、刈り込まずに自然な形を鑑賞したい。

 

 

・実生、挿し木によって簡単に増やすことができる。

 

 

・病害虫に強いが、暑さにはやや弱い。

 

 

【トウゴクミツバツツジに似ている木】

 

キヨスミミツバツツジ

 

ゲンカイツツジ

 

トウゴクミツバツツジの基本データ

 

【分類】ツツジ科/ツツジ属

    落葉広葉/低木

【漢字】東国三葉躑躅

    (とうごくみつばつつじ)

【別名】イワヤマツツジ

【学名】Rhododendron Wadanum 

【英名】Tohgoku mitsuba tsutsuji

【成長】早い

【移植】簡単 

【高さ】1~3m 

【用途】花木/公園/切花 

【値段】1500円~

 

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