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シナマンサク/しなまんさく/支那万作
Chinese witch hazel
【シナマンサクとは】
・中国中部を原産とするマンサク科の落葉樹。中国産のマンサクであるためシナマンサクと名付けられた。マンサクの仲間の中では最も大きな花を咲かせることから、庭木として公園などに数多く植栽される。
・シナマンサクの開花期は1~3月。他の花木に先駆けて「まず咲く」ことを語源とするマンサクよりも、さらに早く咲く。カシワやヤマコウバシなどと同じように、前年の枯葉を枝に残したまま越冬し、その状態で開花することから、花が葉の陰に隠れていることも多い。
・花の形態はマンサク同様で、数輪単位で枝いっぱいに咲く(満作)ことからマンサクとなったという説もある。黄色いリボン状の花弁は四方へ広がり、その付け根にある萼は紅色。花には甘い微香があるとされるが分かりにくい。花の後には乾いた果実ができ、熟すと自然に二つに裂ける。
・葉の展開は花の後で、葉の直径は8~15センチほど。マンサク同様に左右非対称だが、より大きい。枝から互い違いに生じ、葉の両面、や若い枝に綿毛がある。葉の裏に毛が多いのもマンサクとの違い。秋には綺麗に黄葉する。
【シナマンサクの育て方のポイント】
・日向を好むが、半日陰程度なら十分に耐える。西日には弱い。
・湿気のある肥沃な土を好むが、土質はあまり選ばない。
・剪定には十分に耐える。
【シナマンサクに似た木】
・マンサク
・アテツマンサク
・オオバマンサク
シナマンサクの基本データ
【分類】マンサク科/マンサク属
落葉広葉/小高木
【漢字】支那万作/支那満作
【別名】キンロウバイ(金楼梅)
【学名】Hamamelis mollis
【英名】Chinese witch hazel
【成長】やや早い
【移植】普通
【高さ】2~9m
【用途】花木/鉢植え/花材
【値段】800円~