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成長が早い木
木は樹種や環境(日照、土質等)によって成長速度が異なります。ここでは成長が早い木を集めました。
大木になるものが多いのは、成長の早さを裏付けるものですが、一般家庭に植えるとなると、シマトネリコ、シラカバ、ネズミモチあたりに限定されそうです。
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意外に思われるかもしれませんが、日本庭園のマツが端整なのは、欠かさずに手を入れているからです。放任すればワイルドに育つため材木としての利用も多いのです。
ジュラ紀から生きるイチョウは、力強い生命力を持ち、かつては学校や公園に欠かさず植えられていました。御神木となるような巨木が各地に見られます。
桐のタンスで知られる落葉樹ですが、切っても切ってもよく成長することから命名されたという説もあるくらい、よく育つ木です。
成長が早く、性質が丈夫であることから男児の成長を祈念して植えられることもある木です。樟脳(防虫剤)の材料として知られます。
本州から九州まで、もっとも普通に見られるドングリの木です。薪や椎茸のホダ木に使われることが多いのも、成長が早いからこそ。
街路樹、公園、学校、店舗などのシンボルに使われるケヤキは、箒を逆さにしたような雄大な樹形。天に向かうその姿は圧倒的な存在感を持ちます。
弱々しい枝葉からは想像しがたいですが、切っても切ってもどんどん枝葉が出てくる逞しい樹木です。
落葉樹のように涼しげな葉を持つ常緑樹です。近年、個人宅で植栽される木としてはナンバーワンの人気を誇ります。
高原のイメージとは裏腹に成長の早い木です。写真のような木肌になるには多少、月日を要します。
中国生まれのカエデで別名を「サンカクカエデ」といいます。萌芽力が大変強く、丈夫な木ですが、秋になれば鮮やかな紅葉を鑑賞できます。
もっとも数多く垣根に使われる樹種の一つです。丈夫で値段も手頃なため、「何でもいいからとにかく木を植えつくしたい。」という場所で使われます。
夜になると葉を合わせるように閉じることから名付けられました。普段はあまり目立たない木ですが、夏の夕方に写真のような花を咲かせて人目を惹きます。
公園や街路樹として使われる木で、一般的には「アメリカスズカケノキ」をプラタナスと呼ぶことが多いようです。根元で切り倒してもすぐに背丈くらいに戻ります。
こちらも街路樹として使われることの多い木で、各地に巨木が見られます。別名「チューリップツリー」のとおり、初夏にチューリップのような花を咲かせます。