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ウスギモクセイ/うすぎもくせい/薄黄木犀
Usugi mokusei(Fortune Osmanthus)
【ウスギモクセイとは】
・中国及びインドを原産地とするモクセイ属の常緑樹で、ギンモクセイの変種とされる。九州に自生するという説もあるが、一般的には庭木として流通しているものが西日本を中心に植栽されている。
・花がない時季の見た目はギンモクセイやキンモクセイと変わりないが、花の色は両者の中間のような淡いクリーム色で、キンモクセイよりもやや大きくて花柄が長い。香りはキンモクセイより弱く、ギンモクセイより強い。
・ウスギモクセイの葉は長さ8~13センチほどの長い楕円形で、ギンモクセイより少し小さいが幅が狭く、枝から対になって生じる。葉の縁にあるギザギザ(鋸歯)はキンモクセイよりも粗い。
・枝は分岐が多く、樹高は最大で7mほどになる。樹皮はギンモクセイと変わらず灰褐色で、樹齢を重ねるとまだらに剥離する。
・キンモクセイは実がならないことで知られているが、ウスギモクセイは日本に雄株と雌株があり、花の後、翌年の初夏にかけて実を結ぶのが大きな特徴。実は長さ2センチほどの楕円形で、緑色からダークブルーに変わっていく。
・ややこしいが中国ではウスギモクセイを「金桂」または「銀桂」と呼び、キンモクセイは「丹桂」、ギンモクセイは「桂花」と呼ぶ。
【ウスギモクセイの育て方のポイント】
・病害虫に強く、育てやすい。キンモクセイよりも大気汚染に強く、都会でも植栽できる。
・刈り込みに強く垣根に多用される。元来は大木であるため、狭い敷地の垣根として植栽すれば維持が難しい。また、大きくなるにつれて、下の枝がなくなりやすい。
【ウスギモクセイに似ている木】
ウスギモクセイの基本データ
【分類】モクセイ科/モクセイ属
常緑広葉/小高木
【漢字】薄黄木犀(うすぎもくせい)
【別名】ウスキモクセイ
シキザキモクセイ
【学名】Osmanthus fragrans
var.thunbergii
【英名】Usugi mokusei
(Fortune Osmanthus)
【成長】やや早い
【移植】簡単
【高さ】2~7m
【用途】垣根/公園
【値段】1000円~