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マメツゲ/まめつげ/豆黄楊
Mametsuge Holly
【マメツゲとは】
・モチノキ科の常緑樹であるイヌツゲの一品種。葉は円形で、表面の膨らむ様子が豆に似ていることからマメツゲと名付けられた。伊吹山や岡山県周辺に自生も見られるが、人工的に植栽されたものが多い。
・イヌツゲの品種である証拠に、種を播くとイヌツゲが生えてくる。マメツゲとして増やすためには挿し木する必要がある。
・性質はイヌツゲに準じ、初夏に花を咲かせ、秋には黒い実を付ける。
・庭木として使う場合は、数株を並べて、玉作り(まん丸に刈り込む)にすることが多い。
【マメツゲの育て方のポイント】
・枝分かれが多く、株立ち状に育つ。イヌツゲほど大きくならない。
・成長が遅く、刈り込みの手間があまりかからない。
・病害虫に強く、寿命が長い。
・日陰に強い。(ただし日向の方が葉の色は良い)
・葉が細かに密生し、形を作りやすい。剪定後の片づけはやや面倒。
・酸性土壌を嫌う(植え穴に石灰を散布する)。
・枝が突然枯れることがある。
【マメツゲに似ている木】
・マルバイヌツゲ、キッコウツゲ
マメツゲの基本データ
【分類】モチノキ科 モチノキ属
常緑広葉 低木
【漢字】豆黄楊(まめつげ)
【別名】マメイヌツゲ
【学名】Ilex crenata 'Convexa'
【英名】Mametsuge Holly
【成長】かなり遅い
【移植】簡単
【高さ】1m~2m程度
【用途】垣根/公園/トピアリー
【値段】500円~