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スモークツリー/すもーくつりー
Smoke tree
【スモークツリーとは】
・中国、ヒマラヤ及びヨーロッパを原産地とするウルシの仲間。花が咲いた跡に立ち上がる毛(花梗)が印象的な樹木で、その様子が遠目からは煙が舞っているように見えるため、この名がある。
・別名のハグマノキのハグマとは「白熊=ヤク(チベット等に生息する牛の一種)」のこと。件の煙をヤクの尻尾に例えて命名された。
・葉の色合いが美しく、いわゆるカラーリーフとしても人気を集めるるが、ウルシの仲間であり、肌が敏感な人は敬遠した方がよい。
【スモークツリーの育て方のポイント】
・日当たりが良く寒風の当たらない場所に植える。
・成長が早く、大きくなりやすいため肥料はあまり必要ない。病害虫にも強い。
・花芽ができるのは2年生の枝。適当に剪定していると花を観賞することができない。剪定の適期は花の直後。
・基本的に樹形が乱れやすく、風によって転倒することもあるため、支柱を取り付けるか、枝抜き剪定をする。
・スモークツリーは雌雄異株で、煙のような花が咲くのは雌のみ。購入の際には確認が必要である。
・品種が多く、樹高や葉の色に多くのバリエーションがある。
【スモークツリーの品種】
・オーホワイト(画像)~白いスモークができる品種
・リトルルビー(画像)~ピンク色のスモークができ、なおかつ樹高が大きくならない品種
・ヤングレディー~四季咲き性の品種。樹高が大きくならない。
・グレース~紅葉がより美しい品種
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スモークツリーの基本データ
【分類】ウルシ科/ハグマキノキ属
落葉広葉/低木
【漢字】─(すもーくつりー)
【別名】ケムリノキ(煙の木)
オウロ/ハグマノキ
【学名】Cotinus coggygria
【英名】Smoke tree
【成長】早い
【移植】普通
【高さ】1.5~5m
【用途】花木/カラーリーフ/切り枝
【値段】2500円~